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青森・第二みちのく有料道路、料金徴収期間の10年延長を決定。ETC整備や最高速度引き上げ、防護柵設置を実施

2021年12月23日 発表

青森県道路公社が管理する第二みちのく有料道路の料金徴収期間の10年延長が決定

 青森県道路公社は、第二みちのく有料道路の料金徴収期間について、当初予定の1992年3月30日~2022年3月29日から、1992年3月30日~2032年3月29日へと10年延長することを決定した。

 有識者や県民による「第二みちのく有料道路のあり方検討委員会」から提言のあったもので、予定どおり2022年3月29日に料金徴収を終了した場合、残債務の返済負担により青森県において約68億円相当の道路事業実施が困難となり、経済効果や雇用に損失が発生するほか、前後の高規格道路と一体となったサービスや管理水準を維持するための費用捻出への課題を抱えることになる。一方、料金徴収期間を10年間延長し、かつ青森県が出資金や損失補填分を放棄することで最終年度の債務を解消する見込みとなることから、委員会が料金徴収期間の10年延長を提言。

 料金徴収期間延長について2021年11月30日付けで国による許可が得られたことで、2032年3月29日まで料金を徴収することを決定。また、委員会から提言のあった下田本線料金所へのETC整備や、70km/hへの最高速度引き上げ、ワイヤーロープなどの設置による渋滞事故防止策も早期に実施できるよう取り組むとしている。