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高知県、国道197号 野越バイパスを12月25日開通。狭あいトンネルやS字カーブを回避

2021年12月25日16時 開通

高知県内の国道197号 野越バイパスが12月25日16時に開通

 高知県は、国道197号「野越バイパス」を12月25日16時に開通する。同日は12時30分から交通安全祈願祭、開通式、もち投げを経て、15時から関係者により通り初めが行なわれ、16時から一般の交通開放となる予定。

 国道197号は高知県高知市~大分県大分市の223kmにわたる主要幹線道路で、高知県内では重複区間を除くと実質延長は約52.3kmで、今回開通するのは、高知県津野町高野~梼原町神在居の延長1.965km。現道の約2.6kmの区間に並行して、高野1号橋、高野2号橋、新野越トンネル(延長796m)を、設計速度60kmの2車線のバイパスとなる。

 当該区間の現道は2車線ではあるのものの、津野町内は最小曲線半径約30mの急カーブがあり設計速度30km/hの道路構造規格にかろうじて適合する状況。また、梼原町寄りにある「野越トンネル」「神根越トンネル」は路肩部を含めて全幅6mと、大型車両がトンネルで行き違いしにくい状況となっている。こうした現況と併せて、冬期の積雪や路面凍結による大型車の接触事故や立ち往生などの解消も図る。

野越バイパス
現地状況