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大阪メトロ、新型車両「400系」を2023年4月、「30000A系」を2022年7月導入。万博に向け輸送力強化や機能性/快適性向上図る
2021年12月9日 12:29
- 2021年12月9日 発表
Osaka Metro(大阪市高速電気軌道)は12月9日、新型車両「400系」、新造車両「30000A系」の導入を発表した。
400系は、中央線を運行している20系の更新車両や、他路線へ転用する24系の置き替え車両として導入するもので、6両×23編成を導入。2023年4月からの運行を予定している。同社の新型車両導入は、2011年に御堂筋線で運行を開始した30000系以来のこと。
車両の低床化、優先座席の明確化などのバリアフリー化を踏襲するのに加え、車内防犯カメラや4か国語で案内する21.5型ワイド液晶ディスプレイ、空気浄化装置などを設置。
また、車内にWi-Fiを備えるほか、先頭車両にUSB電源付きカウンターも設置する。
デザインは「乗って楽しい」をコンセプトに、前面形状をガラス張りの展望形状とし、宇宙船を意識させる未来的デザインを採用。扉のカラーリングは中央線の号線色のグリーンを主体に、各車両の装備に応じた配色を施す。
内装は、天井を落ち着いた配色とし、壁面と床面をより明るく、機能に応じた多色使いの座席デザインに。また、クロスシート車両を1編成につき1両配備し、目的地に向かって移動するワクワク感や、パーソナルスペースの確保による安心感を提供する。
30000A系は、万博開催期間中の輸送力増強として導入し、万博後に谷町線に転用。6両×10編成を導入し、2022年7月からの運行開始を予定している。
御堂筋線で導入している30000系車両を、中央線車両として改良したもので、バリアフリー化を踏襲するほか、4か国語案内が可能なワイド液晶ディスプレイ、空気浄化装置、車内Wi-Fiなどを設置。
車両デザインは、号線色帯を改め、大阪のにぎわいと人々の輝く姿をスパークルドットでシンボル化。街ゆく人々をホワイト、街並みをアースグレイ、Osaka Metroの車両であることをグリーンで表現している。
室内は、腰掛の表布を背と座面で色を変え、背をゴールドイエロー、座面をターコイズブルーとし、車内全体が明るく軽やかに、そしてさわやかな車内となるようデザイン。スパークルドットを車内にもアレンジしている。