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国交省、「新型除雪グレーダ」を山形県に配備。1人で1.5車線分の除雪を可能にした新開発の可変ブレード搭載

2021年11月4日 発表

国交省 山形河川国道事務所に新型除雪グレーダを配備

 国土交通省 東北地方整備局は11月4日、2021年度の文部科学大臣表彰「創意工夫功労者賞」を受賞した、新型除雪グレーダを、今冬から山形国道維持出張所管内に配備することを発表した。

 従来の2人乗り除雪グレーダは排ガス規制強化により生産中止となり、代わって導入された土工用1人乗りモーターグレーダには作業幅を拡大できる可変幅型ブレードを搭載できないという課題があった。

 この課題に対応すべく開発したのが、新型除雪グレーダで、1人乗り土工用モーターグレーダをベースに、これに搭載可能な除雪作業幅員を4.0~6.0mに可変できる除雪用ブレードを開発。

 操作スイッチの配置を最適化し、ハンドルから手を離さずに直感的なブレード操作を可能にするとともに、ブレードの左右伸縮速度を均一にして操作性を向上。1人で1.5車線分の除雪作業を可能にした。

新型除雪グレーダ
工夫のポイント(VBはバリアブルブレード:可変幅型ブレードの意)