国交省、小田急線車内傷害事件の対策とりまとめ。防犯カメラの不審者/不審物検知の高度化など

国土交通省、小田急線車内傷害事件の発生を受けた対策のとりまとめ

　国土交通省は、8月6日に発生した小田急線での車内傷害事件を受け、鉄道における今後の対策をとりまとめを発表した。

　警備の強化の面では、駅係員や警備員による駅構内の巡回や車内の警戒添乗などの実施、業界共通のポスターや車内アナウンスを活用した警戒警備の周知、車内や駅構内の防犯カメラの増備、警察との連携の強化を行なう。

　被害回避・軽減対策では、最新技術を活用した不審者や不審物の検知機能の高度化、ピクトグラムも活用した非常通報装置などの車内設備の設置位置や使用方法のより分かりやすい表示、指令を含む関係者間のリアルタイムの情報共有、防護装備品や医療器具類などの整備、車内事件発生時における現場対応力を向上させるための社員の教育・訓練の実施およびマニュアルの見直しを行なう。