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国交省、船舶の走錨事故を防止する「錨ing(イカリング)」無償公開
2021年7月1日 15:02
- 2021年7月1日 発表
国土交通省は7月1日、船舶の走錨事故削減に向けて、リスクを判定するPC/スマートフォン向けシステム「錨ing(イカリング)」を無償公開した。
国交省は、平成30年台風第21号で発生した関空連絡橋への船舶衝突事故を受けて、船舶が荒天時の強風などで他船や地上施設にぶつかる事故(走錨事故)の再発防止を進めている。
「錨ing」は、船員が自船の錨泊地点における走錨リスクを判定し、リスクに応じた対策を取ることを支援するもの。
ユーザーが自船の情報(長さ・幅など)や、錨泊検討地点の情報(水深・底質)、気象・海象などのデータを入力すると、走錨するリスクを「高・中・低」の3段階で判定。錨泊地の変更や錨泊方法(錨の数など)の変更、エンジンの起動などを促す仕組み。
錨ingはダウンロードできるPC版と、スマートフォンやタブレットで使えるWebアプリ版を用意している。