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東京・竹芝の新ホテル「メズム東京」に泊まってみた! 24時間確約のおこもりステイプランを体験
2021年6月28日 07:00
- 2021年4月27日~8月31日 実施
2020年4月に開業した「メズム東京、オートグラフ コレクション」(東京都港区海岸1-10-30)。JR東日本グループの日本ホテルとマリオット・インターナショナルが初提携したホテルで、東京・竹芝というウォーターフロントの立地が魅力のラグジュアリーホテルです。
ホテルがあるのは、オフィスや商業施設、劇場からなる複合施設「WATERS takeshiba(ウォーターズ竹芝)」。ビルの16階~26階を占め、客室は全265室。浜離宮恩賜庭園の南側に位置するため、高層階から遮るものなく見下ろせるガーデンビューは、海外旅行にでも来たかのような錯覚に。私はタイのバンコクとちょっと重なりました。
そんなメズム東京で現在、おひとりさま向けの“おこもりステイ”プランを販売中ということで、先日体験してきました。この「ソロ活応援!おこもり24時間確約ステイ」(1泊1名3万9800円~)は、朝6時~深夜24時の間の好きな時間にチェックインでき、そこから24時間滞在が確約されているというユニークなもの。
料金にはインルームダイニング(いわゆるルームサービス)で利用できる5000円分のクレジットが含まれるほか、バー&ラウンジ「ウィスク」でのオリジナルミクソロジーカクテル1杯が楽しめたり、美味しいコーヒーの入れ方講座が受けられたりといった特典付きです。
鳥のさえずり、汽笛、ピアノの鍵盤……五感を刺激するおこもりステイ
メズム東京の客室は、チャプター1~4の全4タイプ。数字が大きくなるに従って広くなっていき、チャプター4は最上階に1室のみの極上スイートです。ソロ活プランの対象となる客室はチャプター1なのですが、今回はバルコニー付きのチャプター2にアップグレードすることに(アップグレード料金は1万円~)。16階のロビーフロアから見て歓声を上げた浜離宮恩賜庭園側の同じ景色を、自分のお部屋のバルコニーから眺められるというわけです!
メズム東京の客室の設えはモダンでスタイリッシュ。NetflixやHuluなど各種動画配信サービス対応の大画面4Kテレビや、全室設置のデジタルピアノには感心するばかりですが、プラスしてワクワクする要素がいろいろ散りばめられています。
それはメンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」とコラボしたオリジナルのバスアメニティの爽やかな香りだったり、バスローブ兼パジャマ「KIMONOローブ」の吸い付くような肌触りだったり、パズルのように入っているアメニティボックスを開ける高揚感だったり。ソファやテーブルなどもすべてオリジナルデザインで、最適な座り心地にとことんこだわって作られているのだそう。
ところでチェックイン時間ですが、朝にしようかな? 夜もおもしろそう……と散々悩んだわりには14時と無難な時間になった今回。
まずはバルコニーのイスに腰掛けて、フリードリンクのビールの栓を開けました。プハ~ッ! 正面奥には東京スカイツリーが、その手前には更地となった築地市場の跡地が見えます。浜離宮恩賜庭園の森に飛んでいくシラサギの姿も見えました。そしてときおり勝鬨橋や築地大橋の下を行き交うボートや小型船。その航跡波を眺めながらボケーッとしていたら、だんだん気持ちも脳みそもほぐれてきました。
落ち着いてきたところで客室にあるタブレットを見てみることに。ホテル案内やサービス一覧からはじまって、客室備品の使用方法や各種雑誌、インルームダイニングのメニューから注文画面と至れりつくせりの内容です。ということで、まずは「抹茶の点て方」動画を観ながらトライ。これ、本格的な道具が揃っているので外国人にも喜ばれそうですね。
(ピアノ弾けないからな~)と、最初は横目で見るだけだったデジタルピアノですが、こちらもタブレットのなかに使い方が載っています。誰でも知っている「さくら さくら」の動画を見ながら試しに人差し指で鍵盤をたたいてみると、これが思っていたより楽しい! というかクセになる!? 何度か引っかかりながらも1曲続けられるようになるまで、時間を忘れてピアノに向かっていました。ゲストのなかには「数十年ぶりに弾きました」と喜ばれた方もいらっしゃったとか。
毎夜開催の無料ライブパフォーマンス「showcace」を観に行く
夕方までソファに寝そべってマンガを一気読みしたりしながら、だらだら優雅に過ごしたあとは、背筋をシャンとさせて16階のロビー階へ。メズム東京では毎夜違ったアーティスを招き、「showcace」と題したライブパフォーマンスイベントを開催しています。時間は30分ほどで、緊急事態宣言下だったこの日は18時からと19時からの2回。
私が泊まった日はフルート奏者とピアニストの女性2名による共演で、心の奥深いところにじ~んと染み入るヒーリングミュージックがとってもよかったです。この「showcace」は、ソロ活プラン特典のミクソロジーカクテルを飲みながら鑑賞するのがオススメ!
Billboard(ビルボード)のスケジュールを意識して作ったという「showcace」のサイトはこちら。宿泊者でなくても鑑賞できるので、生のライブパフォーマンスを観にお出かけするのもアリですね。
特典のホテルクレジットを優雅に使う
今回のプラン特典の目玉、5000円分のホテルクレジットはインルームダイニングでのみ利用可能です。メニューはタブレットで確認でき、ブレックファスト、オールデイ・ダイニング、ナイトスナック、ドリンクのカテゴリーから選ぶことができます。
例えばオールデイ・ダイニングのなかにはシーザーサラダ(2714円)やクラブハウスサンドイッチ フレンチフライ(2922円)、ピッツァマルゲリータ(3234円)、黒毛和牛のビーフカレーミックスグリーンサラダ添え(4695円)などがありました。届けてほしい時間帯が決まったらタップして進むと、そのまま注文ができるというシステム。あとはお部屋で待っていれば届けてもらえます。このクレジット、チェックインの時間によって使い方は自由。もちろん朝食で使ってもランチタイムで使ってもOKです。
食べて飲んで、いい感じにほろ酔い気分になったら、ほかの人の目を気にすることなくゴロンと横になれるのがインルームダイニングのよいところ。おこもりステイプランの醍醐味をひしひしと感じながら夜は更けていきました。
うっかりカーテンを閉めないで寝てしまったら、朝4時に窓の外が茜色に染まっているのに気づいて飛び起きました。しばらくバルコニーで鳥の声を聞きながら朝焼けを眺めていると、ビルとビルの間から真っ赤な太陽が。普段の生活ではめったに見ることがない日の出を見ることができて得した気分でした。
24時間滞在もいよいよ大詰め。最後はプラン限定アクティビティ、ホテルクルーに習う美味しいコーヒーの入れ方講座です。使うコーヒーは東京・恵比寿発祥の猿田彦珈琲がメズム東京のためにブレンドしたオリジナル。ちなみに客室に用意されているコーヒーはもう1種類の竹芝ブレンドとなっています。
このスペシャルティコーヒーの美味しい入れ方のコツは、3分40秒でお湯を注ぎきることだそう。教えてくれたホテルクルーの入れた一杯目と、自分が入れた2杯目(少々タイムオーバー)の味が明らかに違っていたことにびっくりでした。
自分へのご褒美でも、海外旅行に行きたい欲求を満たすプチ体験としても、はたまた贅沢過ぎるリモートワークの場としても、24時間どうやって過ごすかはその人次第。
従来のラグジュアリーホテルとは一線を画すユニークなサービスや体験は、コロナ禍のちょっと沈んだ気持ちを一気にリセットしてくれましたよ。いつもと違う場所に身を置いてリフレッシュする時間って大事ですね。
これがメズム東京! レストランや客室をご紹介
最後に、ソロ活プランでは登場しなかったレストランやそのほかの客室、人気の朝食「メズム・ブレックファスト」などをご紹介しましょう。まずは16階にあるレストラン「シェフズ・シアター」から。
厳選された食材を使ったコース仕立ての「メズム・ブレックファースト」。ソロ活プランには付いていませんが、ぜひ一度体験を。完成するまでに4日間かかるというコンソメスープや、平飼いの新鮮な卵とエシレバターをふんだんに使った特製オムレツ、ミックスリーフサラダにかかっているアワアワの手作りドレッシングが絶品でした。
前述したとおり、メズム東京の客室はチャプター1~4の全4グレードとなっています。「chapter=章」という独特の表現は、ここでの滞在がゲストの人生やライフスタイルにとって新たな「一章」の始まりになってほしいという考え方からなのだとか。
このチャプター4 スイート リュクスは、ダイニング、リビングのほかにキッチンスペースも備えているため、撮影会や個別商談会、展示会などにも利用可能で、デイユースプランもあるとのことです。
また今回写真はないのですが「チャプター3 スイート」は、18~24階の角部屋に位置する人気のお部屋。広さは95m 2 でベッドタイプはツインとキングの2種類となっています。