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2020年のキャンピングカー販売総額は582億円。軽キャンパーの人気高まる
JRVA「「キャンピングカー白書2021」調べ
2021年6月7日 12:48
- 2021年6月7日 発表
日本RV協会は、「キャンピングカー白書2021」を6月に発行した。
白書はキャンピングカーユーザーや業界の動向をまとめたもので、その最新版(2020年)の調査では、キャンピングカーの保有台数は対前年比で106.7%となり、約12万7400台。2016年に10万台を突破して以来、継続的に増え続けている。
一方、国内の生産台数は同115.3%で7434台、キャブコン、バンコン、トレーラーなどほとんどのタイプで前年の生産台数を上回った。内訳はバンコンが31.2%と最多で、近年人気の軽自動車ベースのみを見ると、軽キャブコンは同83.6%にとどまったものの、軽バンコンは144.7%と大きく伸長している。また、軽ベースの8ナンバー以外の車両(4/5ナンバー)も同161.2%と増加しており、軽キャンパーの人気を裏付けている。
新車・中古車のキャンピングカー、8ナンバー以外のキャンピングカー仕様車の新車・中古車のすべてを合わせた2020年の販売総額は582億2389万円。2017年の424億円、2018年の458億円、2019年の526億円と右肩上がりの推移を続けており、特に前年比では多くの車種で販売総額が増えている。なお、前述の生産台数において、8ナンバー以外の新車は軽ベースは増加、軽以外は減少となっているものの、販売総額では対前年でプラス41億円と大幅増。白書では1台あたりの販売価格が上昇したのではないかと分析している。