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南島原市、島原鉄道廃線跡を活用した「南島原自転車道線」着工。2023年度までに整備予定

長崎県南島原市は、島原鉄道跡地を活用した自転車歩行者専用道路「市道 南島原自転車道線」を2021年度から2023年度にかけて整備する

 長崎県南島原市は、島原鉄道の廃線跡地を利用した約32.1kmの自転車歩行者専用道路「市道 南島原自転車道線」の工事に2021年度から着手する。

 2019年11月に策定した「南島原市自転車活用推進計画」で、2028年度末までに市内全域を対象とした自転車ネットワークの整備方針を策定。その中核に位置付けられているのが、島原鉄道跡地を活用した約32.1kmの南島原自転車道線で、2021年から2023年の3年間をかけ、3期に分けて整備を進める。

 2021年度に着工する第1期工区は、加津佐~南有馬の11.1kmで、世界遺産の原城跡付近から西方向、口之津港フェリーターミナルなどにアクセスできるルートとなる。

 第2期工区は、原城跡付近から東方向となる南有馬~堂崎の約11.0km。日野江城跡や有家の蔵めぐりへのアクセスに活用できる区間となり、2023年度までの工事を予定。

 第3期工区は堂崎~みずしな大橋の10.0kmで、2022年度の完成を予定している。

市道 南島原自転車道線の整備計画