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タイ国政府観光庁、現地は第3波で感染者増、非常事態延長。日本からの渡航・隔離体験談も

2021年4月22日 実施

タイ国政府観光庁がオンラインセミナー

 タイ国政府観光庁は4月22日、オンラインセミナーで現地の状況を説明した。説明したのはタイ本庁 日本市場担当の鹿野健太郎氏。

 4月21日の政府発表によると、タイ国内の新型コロナウイルス感染状況は、累積感染者数が4万6643名、治癒が2万9371名(治癒率63.0%)、死者110名(死亡率0.24%)となっている。

 タイでは4月13日~15日が正月(ソンクラーン祭り)にあたり、現在1年で一番暑い時期を迎えているという。3月にオンラインセミナーを実施した時点では正月に向けて楽観的な観測だったが、バンコクのナイトクラブから大型のクラスターが発生、21日の新規感染者は1458人と急増しており、タイ正月の移動で感染が全国に拡大する恐れがあるとみている。鹿野氏は「間違いなく第3波が来ている」と説明した。

 そのため、政府の地域別リスクは別掲の図のように全国的に対策を強化する動きに変化している。また、非常事態宣言は5月31日まで延長が決まっており、飲食店の時短営業や学校の閉鎖、娯楽施設の閉鎖などが行なわれている。

 一方、日本からの入国については、ビザなし渡航が可能で、入国許可証(COE)はオンラインで申請できる。なお、4月1日から入国後の隔離期間は10日以上(ワクチン接種者は7日以上)に短縮されており、搭乗可能健康証明書(Fit to Fly)は不要になっている。

 セミナーには、ZIPAIR Tokyo 企画マーケティング部の伊藤浩二郎氏と、この春から現地企業で働くためにZIPAIRのバンコク線を利用して渡航したパーソネル コンサルタント マンパワー タイランドの小林愛可氏も登壇。伊藤氏がZIPAIRの基礎情報を紹介したほか、小林氏は渡航前手続きから実際のフライト、到着後のASQ(Alternative State Quarantine:政府指定代替検疫施設。隔離ホテルのこと)での生活について体験談を披露した。

 特に興味深いのはバンコク・スワンナプーム国際空港に到着してからで、降機後すぐに書類と体温チェックがあり、そこから通常の入国審査へ進むことや、渡航者が公共交通機関へ流れてしまわないようホテルからの送迎が個別に付くこと、ASQホテルでは初回のPCR検査(隔離5日目)をパスするまで衣類のクリーニングも受け付けないことなど、体験しなければなかなか分からない情報を紹介した。

パーソネル コンサルタント マンパワー タイランドの小林愛可氏による体験談