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四国新幹線、高松駅/栗林駅/ことでん伏石駅/高松空港地下駅の4案を香川県知事に提出
2021年2月16日 06:00
- 2021年2月12日 県庁訪問
香川経済同友会は、香川県知事の浜田恵造氏へ「四国新幹線開業を見据えたまちづくりの議論を ~四国新幹線(新)高松駅構想について~」の提言書を提出した。
四国新幹線は1973年に基本計画路線として定められたが新たな進展がなく、2037年の四国新幹線開業を目指して活動する香川経済同友会が、「四国新幹線開業を見据えたまちづくり議論」の起爆剤になればと「四国新幹線(新)高松駅イメージ図」を作成。提言とともに県知事へ渡された。
「四国新幹線(新)高松駅構想」として挙げられたのは、「JR高松駅付近」「JR栗林駅付近」「ことでん伏石駅付近」「高松空港付近」の4つ。
浜田知事は「市民、県民が実際に新幹線について考えていくためにも問題提起は重要。新幹線は必要なものであり、四国新幹線の整備効果を高めるための『まちづくり』も重要。2037年開業を目指すと時間もそれほどあるわけでもない。先進事例を研究し、費用面などいろいろな課題があるが、新幹線の開業を前提として具体的に議論していきたい」とコメントした。
四国新幹線(新)高松駅構想「JR高松駅付近」
現在の高松駅に併設し、かつ徳島方面への路線延伸を考慮して作成したイメージ。高松城址を避けて徳島方面へ延伸させるため、現在の高速バスターミナル付近にホームを設置する計画。琴電高松築港駅も、交通結節点機能を向上する観点から、新幹線に平行して駅を設置する計画。
四国新幹線(新)高松駅構想「JR栗林駅付近」
1970年代当時の本州四国連絡橋公団で検討された計画に基づいたイメージ。本州方面から栗林公園北側でトンネルを抜け栗林駅にいたり、徳島方面へは高徳線と平行して路線を整備する。