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シャープ、「スマートバス停」を製品化。反射型カラーIGZO液晶ディズプレイで日中も高い視認性

2020年12月中旬 発売

電源供給がされていないバス停でも機能する「スマートバス停」

 シャープマーケティングジャパン、YE DIGITAL、西鉄エム・テックは、「スマートバス停」を共同開発して製品化、12月中旬に発売した。

 国内に50万基以上あるとされる路線バスのバス停のうち、約80%は電源供給されていないという。「スマートバス停」は、太陽光パネルと蓄電池を搭載しており、商用電源に接続することなく設置可能。昼間に充電した電気を蓄電池に蓄えるため、日照量の少ない日や夜間でも利用できる。

 また、表示部に反射型のカラーIGZO液晶ディスプレイを採用。日中は太陽光などの外光を光源として表示し、直射日光下でも時刻表やお知らせをクリアに映し出す。31.5V型の大画面でありながら、ごく少ない消費電力で運用可能となっている。バックライトも搭載し、外光の少ない夜間でも十分な視認性を確保した。

 さらに、通信機能も搭載しているため、遠隔操作で時刻表の書き換えが可能。掲示物の貼り替え作業にかかる時間やコストを削減できる。