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「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)」内覧会レポート。「18mのガンダムが動くリアルさや迫力を感じてほしい」

2020年12月19日 オープン

「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)」が12月19日にオープン

 Evolving Gは、動く実物大ガンダムを体感できる施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)」(横浜市中区)の内覧会を実施した。

 動く実物大ガンダムは2009年に東京・お台場などで公開された実物大立像をきっかけに、立ち上げられた「GUNDAM GLOBAL CHALLENGE(ガンダム グローバル チャレンジ/GGC)」プロジェクトにより実現したもの。2014年のプロジェクトスタートから6年の時を経て、ついにその姿を現わすことになった。

動く実物大ガンダムを体感できる
GUNDAM FACTORY YOKOHAMA(ガンダムファクトリーヨコハマ)

開催期間: 2020年12月19日~2022年3月31日
所在地: 横浜・山下ふ頭(横浜市中区山下町279番25
アクセス: 横浜市営バス ベイサイドブルー「山下ふ頭」バス停下車徒歩3分
営業時間: 10時~21時(最終入場20時)
入場料金:
大人(13歳以上)1650円、小人(7歳以上12歳以下)1100円
GUNDAM-DOCK TOWER観覧料金:大人/小人(7歳以上)3300円
※6歳以下は大人1名につき3名まで無料
Webサイト: GUNDAM FACTORY YOKOHAMA

山下ふ頭に出現したGUNDAM FACTORY YOKOHAMA
入口
エントランス
通路内ではプロジェクトの背景が説明される
通路を抜けるとG-DOCKが見えてくる
G-LAB2階から見たG-DOCK

 GUNDAM FACTORY YOKOHAMAは、高さ18mの実物大ガンダムを動く形で一般公開する施設で、動くガンダムを実際に見られる「GUNDAM-DOCK(G-DOCK)」エリアと、カフェやショップなどがある「GUNDAM-LAB(G-LAB)」エリアで構成される。

 G-DOCKエリアでは地上周囲からガンダムを眺めることができ、毎時発進演出(約8分)および毎時30分に格納演出(約5分)に行なわれる動作演出が見学可能。さらに別途料金を支払うことでタワーの5階および6階からガンダムを見ることができるGUNDAM-DOCK TOWERに登ることも可能。前述の発進演出、格納演出、および自由見学で合計約1時間ほど滞在できる。

 G-LABエリアには動く仕組みを学ぶことができる「アカデミー」のほか、オリジナルメニューが楽しめるカフェ「ガンダムカフェヨコハマサテライト」、オリジナルグッズを販売する「ガンダムベースヨコハマサテライト」、イベントやワークショップなどを開催する「カンファレンスルーム」が用意されている。

G-LAB
G-LAB階段からガンダムの正面を見ることができる
地上から
正面最前部から
遠くにみなとみらいの街並みが見える。夜景も楽しめそう
向かって右手側から
ドックやガンダム細部の造形も見どころ
GUNDAM-DOCK TOWERのウエイティングエリア
ドック上部に向かうエレベーター
6階の観覧スペース
最前部
横から
アカデミーでは動くガンダム誕生に至る解説などを展示
動く構造を確認できる体験型展示も
ガンプラの進化
外装パーツの作りから
ドックの模型
パイロットビューが楽しめる5Gラボ
ガンダムを動かせるシミュレーター
ガンダムカフェヨコハマサテライト。注文はタブレットで行なう
商品を受け取るカウンター
横浜の老舗食肉総合卸“尾島商店”の人気ハンバーガーをアレンジした「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA チーズバーガー Produced by 尾島商店」(1430円)
HOTEL NEW GRANDサリー・ワイル初代総料理長が作った伝統のチキンカレー「チキンカレー Produced by HOTEL NEW GRAND」(1320円)
6歳までを対象にした「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA キッズ弁当」(1100円)
「プリン・ア・ラ・モード Produced by HOTEL NEW GRAND」(1210円)
「カップ DE ウィンナー Produced by ポンパドウル」(550円)
「チキンシーザーサラダ」(1320円)
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA ハロあんまん Produced by 江戸清」「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA エビチリまん Produced by 江戸清」(各550円)
「ハロポップコーンケース」(各2640円)
「クリアボトル付き横浜ブルーソーダ(動くガンダムver.)」「クリアボトル付き横浜レッドベリーソーダ(横濱ver.)」(各1320円)。ドリンクはイエローレモネードも選ぶことができる
「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA カフェ・ラテ」「GUNDAM FACTORY YOKOHAMAアイス カフェ・ラテ」(各990円)
ガンダムベースヨコハマサテライト
店内にはさまざまなグッズが並ぶ
限定や先行発売のガンプラがズラリ
お菓子などもある
キーホルダーや名刺入れなどのコラボグッズも
G-DOCKをセットにしたガンプラも!
自販機もラッピング

「18mのガンダムが動くリアルさや迫力を感じてほしい」

 内覧会前に行なわれたプレゼンテーションでは、Evolving G 代表取締役社長 佐々木新氏らが出席。まず、壇上に立った佐々木氏は「お台場に実物大ガンダム立像が建ったのが2009年。そこから10年あまりが経ち、いよいよ動くガンダムをご披露させていただけることができることになりました」と前置き、「さまざまなジャンルのプロフェッショナルが集結し、日本の技術を集めたガンダムの動きにぜひともご注目ください」とその仕上がりに自信を見せた。

Evolving G 代表取締役社長 佐々木新氏

 同施設については「ガンダムが格納されるガンダムドックと、動くガンダムを間近で見ることができる特別観覧エリア“ガンダムドックタワー”、ラボ棟には動くガンダムの仕組みを楽しみながら学べる“アカデミー”と言われるエリアが設置されております。ここでしか購入できないガンプラやオリジナルグッズがそろう“ガンダムベースヨコハマサテライト”、ヨコハマならではのメニューをそろえる飲食店“ガンダムカフェヨコハマサテライト”など動くガンダムをより楽しむための数々のエリアを作らせていただきました」と紹介。また、“カンファレンスルーム”ではトークイベントやワークショップなど、この場所ならではのイベントも検討中だと説明した。最後に「世界的なコロナ渦の中、このガンダムファクトリーヨコハマのオープンにより少しでも皆様を元気づけ、エンターテインメントの業界の発展に貢献できればと考えている」とあいさつを締めくくった。

 続いてEvolving G取締役 横倉源太氏が登壇。「青空の下、夜景を背景に動くガンダムを変わりゆく横浜の四季にあわせて楽しんでいただける」と前置きし同施設を紹介。入場については「混雑緩和のため2時間ごとの入場時間指定」としており、10月から発売中の前売り券は「すでに売り切れている時間帯もあります」とのこと。さらに、目玉とも言えるガンダムドックタワーについては、「ガンダムの顔を間近でご覧いただける点もさることながら、微妙な動きを再現する腰の部分や全体の機構、デカール等のディテールなども楽しんでいただければと思います」と紹介したものの、すでに「12月分は完売」だというから人気の高さが伺える。

Evolving G取締役 横倉源太氏

 そのほかアカデミーは「規格開発のプロセス、その設計や構造、仕組みについてパネルや映像で紹介。リアルタイムのガンダム稼働情報が表示されるARウインドウやソフトバンクと共同開発した5G通信を活用してまるでコクピットに乗り込んだかのような体験ができる“ガンダムパイロットビュー ソフトバンク5Gエクスペリエンス”など、動くガンダムが体験できるコーナーもあり大人から子供まで楽しみながら学べるエリアとなっている」と説明。

「動くガンダムのみならずガンダムドックも立体化したオリジナルガンプラや限定カラーのガンプラなどを中心に、会場限定のクッキーやチョコ缶、オフィシャルブックなど、ここでしか手に入らないさまざまなオリジナル商品を販売します(ガンダムベースヨコハマサテライト)」「オリジナルメニューや横浜ならではのご当地グルメ、会場限定のグッズも楽しめる施設オープン期間限定のカフェ(ガンダムカフェヨコハマサテライト)」のほか、敷地内にキッチンカーを設置し「ハロのケースに入ったポップコーンやオリジナルクリアボトルに入ったタピオカドリンクなどを販売する予定」で、ガンダムを間近に見ながら軽食などを楽しむことが可能だとした。

開催期間など
GUNDAM-DOCK TOWERからの眺め
アカデミー
コクピット搭乗体験が可能なガンダムパイロットビュー ソフトバンク5Gエクスペリエンス
ガンダムベースヨコハマサテライト
販売されるガンプラなど
横浜コラボグッズも用意
ガンダムカフェヨコハマサテライト
カフェメニュー

 最後にGGCの各部門を担当したGGCテクニカルディレクター石井啓範氏、GGCシステムディレクター吉崎航氏、GGCクリエイティブディレクター川原正毅氏が登壇。施設の見どころなどを説明した。技術開発全般のとりまとめとガンダム内部のメカ設計を担当した石井氏は「動くガンダムに正面からできるだけ近づいて18mのガンダムが動くリアルさや迫力を感じてほしい」、動くための仕組みを担当した吉崎氏は、「如何になめらかに動かすかに注力。動きを間近で見ることができるガンダムドックタワーで一番近くからガンダムの動きを見て欲しい」、ガンダムのデザインと演出全般を担当した川原氏は、「立像を見た人に動かして欲しいと言われていたが10年振りに宿題をかなえられた」といい、見どころについては「足元正面からかぶりつき」「向かって右の壁側から」と2か所を挙げた。

左からGGCテクニカルディレクター石井啓範氏、GGCシステムディレクター吉崎航氏、GGCクリエイティブディレクター川原正毅氏