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ANAウイングスが創立10周年。約35名のスタッフが横断幕を持ってお見送り。飛行機には記念ロゴ掲出

2020年10月1日 実施

ANAウイングスは10月1日に会社創立10周年を迎えたことを記念し、国内4空港でお見送りイベントを実施した

 ANAウイングスは10月1日、2015年10月1日の会社創立から10周年を迎えたことを記念し、羽田空港ほか各地の空港で出発旅客のお見送りイベントを実施した。

 同社は小型機による運航を担うANAグループ企業として、2010年10月1日にエアーニッポンネットワーク、エアーネクスト、エアーセントラルの3社を統合。871名の社員と、ボーイング 737-500型機、ボンバルディア DHC 8-Q300/Q400型機でスタートした。そこから10年間が経った現在、社員は約1800名、ボーイング 737-700/800型機とQ400型機で99路線へと規模を拡大。ANAグループ国内線運航便数の約50%を担う会社となっている。

 この創立10周年を記念し、同社が保有するボーイング 737-800型機とQ400型機の各5機、計10機に社内で公募した「創立10周年記念ロゴ」を貼付。10月1日までに全10機への貼付を終えている。

 ロゴデザインは、前へ突き進むような直線と虹のような曲線で「10」の文字をデフォルメして強さとしなやかさを表現。さらに統合された3者のDNAを受け継ぎ、その個性が大きく羽ばたくことを3枚の羽根でイメージしたものとなっている。

創立10周年記念ロゴ
ボーイング 737-800型機のロゴ
ボンバルディア Q400型機のロゴ

 創立10周年記念日となった10月1日には、羽田空港、伊丹空港(大阪国際空港)、福岡空港、セントレア(中部国際空港)において、横断幕によりお見送りイベントを実施。

 羽田空港で行なわれたお見送りは能登行き(8時55分発~9時50分着)のNH747便を対象に、オープンスポットに駐機したボーイング 737-800型機に、パイロットやCA(客室乗務員)ほか約35名のANAウイングススタッフが集合。搭乗のためにバスで到着した旅客を出迎えるとともに、飛行機の出発時にも手を振って見送った。

バスで到着した搭乗客をお出迎え
搭乗客を乗せたバスの到着を待つ間に、隣に駐機していたQ400型機(萩・石見行きのNH725便)が出発。そちらの乗客も手を振って見送った
出発するNH747便を約35名のスタッフが横断幕とともにお見送り。同便は88名(幼児1名含む)を乗せ、8時54分に出発。9時3分にC滑走路から離陸し能登空港(のと里山空港)へ向かった
ANAウイングス株式会社 取締役副社長 小林明氏

 ANAウイングス 取締役副社長でQ400型機のパイロットも務める小林明氏は、「およそ6900万人のお客さまをお迎えできたことは私たちの誇りであり宝物」とこの10年間の利用者に感謝。

 創立10周年を迎えるにあたって、今後の10年を見据えた新たな経営ビジョン「私たち一人ひとりが成長し、世界に信頼されるウイングスになります」を策定したことを明らかにし、「日々刻々と変化する社会環境に関心を餅、果敢にチャレンジし、高い安全性、品質、サービスをベースに小型機価値を追求し、常に挑戦、進化を遂げ、社会に貢献し続けていく」との思いを込めたビジョンだという。「どのような環境下においても、安全で質の高い航空輸送えんっとワークを提供し、『あんしん、あったか、明るく元気』なフライトをお届けすること、この当たり前のことを一つひとる積み上げ、より一層、お客さまに、社会に、そして世界に信頼される会社となれるよう邁進していく」と力を込めた。