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スターバックス、ストロー不要のフタと紙カップへ変更。11月から

2020年9月25日 発表

アイスビバレッジの一部をストロー不要のフタに変更する

 スターバックス コーヒー ジャパンは、プラスチックカップで提供しているアイスビバレッジの一部を、ホット・アイス兼用の新しいペーパーカップと、ストロー不要のフタ(ストローレスリッド)で提供すると発表した。

 11月から国内103店舗でアイスコーヒー、アイスティー、すべてのホットビバレッジを変更。12月から全国の店舗で上記に加え、スターバックス ラテなどアイスのエスプレッソビバレッジ、アイスココア、アイスミルク(一部商品を除く)を変更。2021年2月には1500を超えるすべてのスターバックス店舗に拡大する。なお、フラペチーノなどは従来の提供方法を継続するとのこと。

 これにより、Tallサイズ換算で1杯あたり約6割のプラスチック使用量を削減でき、年間を通じて約6100万杯分のプラスチックカップ削減効果を見込んでいる。

新しいペーパーカップと、ストロー不要のフタ(ストローレスリッド)

 現在プラスチックカップを使用しているアイスコーヒーやアイスティーなどの主要なアイスビバレッジを、ホット・アイス双方に使用できるペーパーカップに変更。このカップは、適正に管理された森林・管理された供給源からの原材料で生産されたFSC認証紙を使用しており、冷たい液体を注いでも結露の影響を受けにくく、耐久性を持たせるようカップの内側と外側にラミネート加工を施している。

 新しいストローレスリッドは、快適な飲み心地で、コーヒーのアロマも楽しめるよう、ホットビバレッジで使用していた従来のリッドよりも飲み口を大きくした。また、フリップアップの形状により、テイクアウト時に使用していたプラスチック製のマドラーや、飲み口をふさぐシールなどの使い捨て資材のさらなる削減にもつながるとしている。

 代表取締役最高経営責任者 水口貴文氏は、「スターバックスは創業以来、持続可能な社会の実現を目指してまいりました。コーヒーの未来は私たち一人ひとりのアクションにかかっていると感じております。全世界に店舗を持つスケールを活かして、使い捨てプラススチック資材を含めた廃棄物削減に積極的に取り組み、コミュニティにさらにポジティブな影響を与える活動を継続してまいります。持続可能なライフスタイルを求めるお客さまのニーズに寄り添い、サステナブルな未来に向けたさらなる一歩を、お客さまとパートナー(従業員)ともに歩めることをうれしく思います」とコメントしている。

スターバックス コーヒー ジャパンでは1月からFSC認証紙ストローを段階的に導入し、現在は国内の全店舗で提供。これにより年間約2億本分のプラスチックストローの削減につながるという
米Starbucksでは、9月からアメリカとカナダの店舗において、ストローが不要になるプラスチック製のフタを使いコールドドリンクを提供している