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神戸ルミナリエ、1995年の初開催以来、初めての中止が決定

2020年7月17日 発表

神戸ルミナリエが1995年の開催以来、初の中止

 神戸ルミナリエ組織委員会事務局(兵庫県/神戸市/神戸商工会議所/ひょうご観光本部/神戸観光局)は7月17日、「第26回神戸ルミナリエ」の開催中止を決定したことを発表した。阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意や、都市の復興・再生への夢と希望を託して1995年12月に初開催後、毎年実施。今回、初の中止となる。

 例年350万人が来場し、元町~三宮にわたる2.4kmの誘導路や交通機関、駅周辺などが混雑し、密集・密接状態が発生。規模縮小などを行なったとしても混雑の惹起が予測されることから、新型コロナウイルス感染拡大防止対策が難しいこと。

 また、作品の設置にあたるイタリア人職人の日本への入国可否や今後の感染拡大状況などが見通せず、仮に作品制作発注後に行事を中止した場合に多額のキャンセル料が発生することから、7月17日に実施した神戸ルミナリエ組織委員会・実行委員会合同会議で協議し、中止を決定した。

 なお、三密回避に配慮しながら、阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂、2021年の神戸ルミナリエ開催への願いを込めた代替事業の開催について、主催団内で検討するとしている。