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羽田空港、第1ターミナルで3種のロボット導入。自動運転椅子/遠隔案内ロボット/消毒ロボット
2020年6月8日 16:57
- 2020年6月8日 発表
日本空港ビルデングは羽田空港第1ターミナルにおいて、自動運転車椅子(WHILL)、遠隔案内ロボット(インディアソシエイツ)、消毒ロボット(CYBERDYNE)の3種のロボットを導入すると発表した。
日本空港ビルデングは、「Haneda Robotics Lab」を通じて2016年から羽田空港でさまざまなロボットの実証実験・導入を推進してきたが、性能の確認および安全性などの検証を経て、新型コロナウイルス感染症の影響からソーシャルディスタンスの確保などの新たな生活様式への対応が求められる状況のなか、旅客ターミナルへの導入に至った。
自動運転車椅子(人搬送自動運転システム)
製造: WHILL株式会社
概要:
WHILLが開発するパーソナルモビリティに自動運転・自動停止機能などを搭載。自動運転機能による乗客の搬送および無人での回収が可能。自動運転で搭乗ゲートまで輸送することでソーシャルディスタンスを確保。空港における人搬送用途での自動運転パーソナルモビリティの実用化は、本件が世界初。
提供箇所: 羽田空港第1ターミナル ゲートラウンジ(南) ※導入場所は拡大予定
遠隔案内ロボット(アバター)
製造: 株式会社インディアソシエイツ
概要:
高機能カメラやセンサーを活用したアバター技術で遠隔で旅客案内業務を行なう。これまでの実証データからカメラやマイクの性能を向上し、外形デザインを一部変更した新型機種を正式導入。
提供箇所: 羽田空港第1ターミナル 2階出発ロビー 案内所2番 ※導入場所は拡大予定
自律走行型の消毒作業ロボット
製造: CYBERDYNE株式会社
概要:
世界最高水準「SLAM」技術による高速自律走行ロボットがターミナル内で消毒液を散布。3月から導入していたが、導入台数・稼働範囲を拡大。
提供箇所: 羽田空港第1ターミナル ゲートラウンジ(南) ※導入場所は拡大予定