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プリンセス・クルーズ副社長がYouTubeでメッセージ。ダイヤモンド・プリンセス消毒計画の一部を紹介

2020年3月10日 公開

ダイヤモンド・プリンセスを運航するプリンセス・クルーズの副社長がメッセージを公開

 客船「ダイヤモンド・プリンセス」を運航するプリンセス・クルーズは、ダイヤモンド・プリンセスについて副社長 ライ・カルオリ氏のメッセージを公開した。

 船長が下船したことで同船における対応は第一段階を終え、次の段階としてダイヤモンドプリンセスの復旧にフォーカスすると表明。WHO(世界保健機関)とCDC(米疾病管理センター)、日本の国立感染症研究所の指示のもとで策定され、日本の厚労省に承認を得た消毒計画の一部を紹介している。

メッセージはYouTube上で公開している

 消毒作業は災害復旧作業を専門に扱うグローバル企業であるBelfor社が主導。すでに横浜に停泊中のダイヤモンド・プリンセスの消毒作業を開始しているという。

 船内のリネン、タオル、枕、寝具、マットレスカバー、マットレス、シャワーカーテン、さらにゲームコントローラを含む、ゲームやおもちゃ、本、パズル、カード類も処分して新しいものに交換する。

 手が触れた部分や、人通りが多かったエリアは、特許技術である加速化過酸化水素を使った消毒剤「Virox」で消毒。ドレープ、布製の装飾品、家具、カーペットも、ViroxのソリューションであるHEPA規格の掃除機で清掃する。また、船内の空調システムも消毒し、空気処理機のフィルターを高性能なHEPAフィルターに交換するという。

 これらの作業は消毒計画の一部であるとし、いずれも第三者組織の監視と監査を受けて実施。今回の教訓とベストプラクティスを世界に向けて発信していくとしている。

ダイヤモンド・プリンセス 復旧作業についてのご案内(2020年3月10日)