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JR東日本、訪日外国人向けの周遊パスのラインアップを拡充

2020年3月3日 発表

Welcome Suica(IC企画乗車券付き)の利用イメージ

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は、旅行会社向けに羽田空港・成田空港から都内へのアクセスを含んだ訪日外国人旅行者向けの「Welcome Suica(IC企画乗車券付き)」の販売を開始する。

 Welcome Suicaは、訪日外国人向けのICカード乗車券だが、今回発売されるのは、旅行会社などの大口単位での注文に対応したものとなる。このため、100枚以上、100枚単位での購入が条件となる。3月16日から購入できる。

 バリエーションは「羽田空港→都区内パス」(東京モノレール利用、大人1240円、小児610円)、「成田空港→都区内パス」(大人1890円、小児940円)、「都区内パス」(大人760円、小児380円)の3種類で、有効期限は1日。

 また、Welcome Suicaでは、利用開始から28日経過するとチャージ残高が失効するが、同社では、失効した残高を企業版ふるさと納税として地方公共団体に寄附することも明らかにしている。期間は2020年度~2022年度。

羽田空港→都区内パスのフリーエリア
成田空港→都区内パスのフリーエリア
都区内パスのフリーエリア

 このほか、訪日外国人向けには、東京を起点に東北・信越エリアへの周遊を促す「JR EAST Welcome Rail Pass 2020」も販売する。価格は大人1万2000円、小児6000円で、JR東日本管内の新幹線や特急列車などが、連続する3日間乗り放題となる。販売期間は7月7日~9月9日、利用期間は7月21日~9月11日。

JR EAST Welcome Rail Pass 2020のフリーエリア