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長崎県佐世保市の江上交差点が2月26日に暫定立体化。ハウステンボス~西九州道を結ぶ国道205号を高架に

2020年2月21日 発表

長崎県佐世保市の国道205号 針尾バイパスと国道202号が交差する「江上交差点」が立体交差に

 国土交通省 九州地方整備局 長崎河川国道事務所は2月21日、長崎県佐世保市の江上交差点を2月26日0時に一部立体交差化することを発表した。

 江上交差点は、国道205号 針尾バイパスと国道202号が交差しており、大型連休などを中心に渋滞が発生しているほか、国道205号はいわゆる“サグ状”の勾配となっており、下り勾配での信号停止が必要なことによる急ブレーキや追突事故が多発している。

 江上交差点の立体化事業は、この国道205号を高架化するもので、直進車が信号停止せずに通過できるようになることで、安全性の向上を図るものとなる。

 また、国道205号は佐世保市南部の渋滞緩和と西九州自動車道へのアクセス向上などを目的とし、西九州道 佐世保大塔IC(インターチェンジ)と佐世保南部のハウステンボスや、4月に新たな客船ターミナルが供用される予定の佐世保港浦頭地区などとを結ぶ道路となっている。今回の江上交差点立体化により、このルートの定時性向上による観光振興支援などが期待されている。

 なお、立体交差化は段階的に実施。2月26日0時は第1段階として上り(北部方面)2車線、下り1車線を開通する暫定供用となり、2020年度内に下り線も2車線化した完全開通を目指す。

期待される立体交差化の効果
立体交差化に伴う車線切り替えのイメージ