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スカイマーク、成田~パラオの国際線チャーター運航開始。親善大使の田中美奈子「感無量」
2020年2月12日 14:31
- 2020年2月11日 運航
スカイマークは2月11日、成田~パラオ線の国際チャーター便の運航を開始した。日本から約4時間半でコロール(パラオ国際空港)に到着する直行便であり、定期便化を見据えて旅行需要喚起を狙ったもの。
チャーター便は、この日の成田発を皮切りに3月17日の復路まで6往復を運航するが、その初便となるBC837便の出発に合わせて、スカイマークが記念式典を実施した。
夏をめどに定期便を就航できればと佐山会長
式典に登壇したスカイマーク 代表取締役会長の佐山展生氏は、「念願だった海外路線は、(2019年)11月29日にサイパン定期便を就航できました。当初の予想を上回る予約いただいている状況で、現在は旅行代理店とのシステムの最終仕上げをしており、それができれば搭乗率はさらに上がるだろうと思います。
それに続くパラオです。サイパンはゴルフ・潜る・釣るなどさまざまな目的で渡航されますが、パラオはダイビング愛好家の聖地のようで、この聖地に日本からの直行便がなくなっていました。今回のチャーター便を機に皆さんの意見を伺いながら、順調にいけば夏をめどに定期便を就航できればと思っています。
その先、スカイマークは海外は2か所にとどまらず、状況を見て(就航先を)どんどん増やしていきたいと考えています」と今後の国際線展開に意欲をみせた。
式典に臨席した駐日パラオ共和国特命全権大使のフランシス・マツタロウ(Francis M. Matsutaro)氏は、「スカイマークのチャーター便就航によって、観光を通じた経済効果を期待するとともに、『プリスティン・パラダイス パラオ』を、より多くの方に知っていただける機会だと考えています。パラオと日本の友好的な関係が、より一層強くなることを願っています」とあいさつした。
また、2016年からパラオ共和国名誉親善大使を務める女優の田中美奈子さんは、「2018年2月11日、私はパラオにいました。その際、レメンゲサウ大統領から日本との直行便がなくなるというご相談がありました。直行便がなくなるということは大変深刻な問題でしたので、私も動き出しました。そして2年後の本日、2月11日にスカイマークがパラオにチャーター便を就航するということで、本当に感無量です。パラオとスカイマークをおつなぎすることができて、私も大変うれしく思っています」と、トミー・レメンゲサウ大統領からの相談について振り返った田中さん。
チャーター便の搭乗者に対して、「私も寒い日本を抜け出して、皆さんと一緒にパラオに行きたいくらいです。この日が来ることを皆さんも待っていたと思います。親日家の多いパラオの方々は両手を広げて皆さんを待っているので、ぜひたくさんのパラオの方とお友達になって、素晴らしい旅にしていただきたいなと思います」と、パラオが親日国であることもアピールした。