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星野リゾート、初のホステル「OMO3 東京川崎」を6月11日開業。1泊3000円前後から
2020年2月4日 17:45
- 2020年2月4日 発表
- 2020年6月11日 開業
星野リゾートは2月4日、川崎で会見を開き、星野リゾート初の「ホステル」となる「OMO3 東京川崎」を6月11日に開業すると発表した。
JR川崎駅から徒歩約7分、京急川崎駅から徒歩約10分の立地にあったホテル&ホステル「ON THE MARKS KAWASAKI(オンザマークス川崎)」のリニューアル案件で、ドミトリータイプなら1名2818円(税別)からという低価格が星野リゾートとしては非常にインパクトのある宿泊施設となる。
JR川崎駅、京急川崎駅からは銀座/浅草方面、横浜/鎌倉/江ノ島方面、横須賀/三浦半島方面への移動に便がよく、羽田空港からも最短16分と観光の拠点に適しており、開発が進むエリアと古きよき店舗が並ぶエリアが共存した「エネルギッシュな街・川崎」も楽しむ「都市観光型」の宿泊施設を目指す。
星野リゾート「OMO3 東京川崎(おもすりーとうきょうかわさき)」概要
開業日: 2020年6月11日
予約受付開始日: 2020年3月4日
所在地: 神奈川県川崎市川崎区小川町17-1
アクセス: JR川崎駅から徒歩約7分、京急川崎駅から徒歩約10分
客室数: 227室
[NEDOCO Pod(ねどこぽっど)](ドミトリータイプ)3~4m 2
[COBACO Cabin(こばこきゃびん)](個室タイプ)6~8m 2
[SUMICA Room(すみかるーむ)](2名向け客室)9~11m 2 (セミダブル)/12~14m 2 (ダブル)
料金: 1名1室1泊2818円~(税別、食事別)
施設: 客室、共用シャワールーム、パブリックスペース「OMO ベース」、セルフバゲージスペース
Webサイト: 星野リゾート OMO3 東京川崎
Webサイト: 星野リゾート OMO
星野リゾートはラグジュアリーホテル「星のや」、リゾートホテル「リゾナーレ」、温泉旅館「界」などを展開しているが、「OMO」ブランドのコンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」であり、街をディープに楽しむサービスを提供している。
2018年4月に北海道旭川市に「OMO7 旭川」を、5月に「OMO5 東京大塚」を開業。OMO3 東京川崎は3つ目のOMOブランド施設となる。ちなみに2022年4月には「OMO7 大阪新今宮」、2023年には「OMO 下関」の開業を予定している。
いわゆる外資系ホテルが展開する価格帯で区分けしたホテルブランドではなく、「OMO」は「都市型観光ホテル」であることを表わし、「OMO7」「OMO5」「OMO3」とブランドに付随する数字は「サービスの幅」を表わしているという。
OMOブランドの施設ではブランド共通のサービスとして「Go-KINJO(ゴーキンジョ)」を展開している。これは、地元民だからこそ知っているディープな情報を宿泊客に提供するサポートサービスの総称で、ホテルを中心とした街全体を「1つのリゾート」として観光を楽しんでもらうため、「ご近所マップ」「ご近所専隊 OMOレンジャー」「ワークショップ」などを提供する。OMO7 旭川のOMOレンジャーでは地元民ご用達のスーパーを案内するツアーが、OMO5 東京大塚では一見ではなかなか入りづらい飲食店を案内するツアーが好評とのこと。
OMO3 東京川崎では、東海道五十三次の歴史を辿ったり、路地裏に連なる地元民に愛される居酒屋を呑み歩いたり、工業の街だからこそ見られる技術に触れたりと、さまざまなカルチャーがミックスされたディープな川崎を案内する予定だ。
OMO3 東京川崎の客室タイプは3種類。低価格で手軽に利用できるドミトリータイプの「NEDOCO Pod(ねどこぽっど)」は、セミダブルサイズのベッド、ブックライトやセキュリティボックス、ハンガーレールなどを備える。料金は1泊1名3000円付近から6000円弱付近の価格帯になる。男性専用フロア、女性専用フロアに分けられている。
鍵のかかる個室タイプの「COBACO Cabin(こばこきゃびん)」はスーツケースを広げられるスペースもあり、プライバシーをより確保できる。料金は1泊1名4000円付近から。男性専用フロア、女性専用フロアに分けられている。
「SUMICA Room(すみかるーむ)」はソファやバス・洗面台・トイレを備え、2名での宿泊も可能な客室。ベッドはセミダブルとダブルベッドがある。料金はセミダブルルームが1泊1名7000円付近から、ダブルルームが1泊1名8000円付近から。
パブリックスペース「OMO ベース」では、街の名物料理を買ってきて大きなダイニングテーブルで食べたり、ゆったりとしたソファ席で旅の計画を立てたりと自由に過ごすことができる。また、川崎の情報を集めた掲示板やマップなどもあり、街を楽しむ拠点にもなる。今後は地元の協力のもとワークショップやイベントも予定している。