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第39代「ミス沖縄」が決定! 3名が4月1日から活動開始
スカイブルーに岩本華奈さん、コバルトブルーに山里ひかるさん、クリーングリーングレイシャスに新里瑞紀さん
2020年1月30日 08:00
- 2020年1月26日 実施
OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は1月26日、「ミス沖縄」の第39代の選出大会を浦添市・国立劇場沖縄で行なった。
ミス沖縄は、沖縄県の観光振興を目的に、国内外における観光関連催事・公式行事で観光親善使節として活動する。スカイブルー、コバルトブルー、クリーングリーングレイシャスの3名が選出され、4月1日から翌年3月31日が任期となる。
開会にあたり、主催者を代表してOCVB 会長の下地芳郎氏が登壇、「ミス沖縄は年間延べ600日(3名の稼働合計)を超える活動を行ない、沖縄観光にとって重要な役割を担っている。沖縄観光が1000万人時代を迎え、その役割もより重要となってくる。沖縄観光を支えるすべての皆さまに感謝するとともに、本日のファイナリストの皆さまの活躍に期待したい」と激励した。
続いて10名のファイナリストがステージへ。それぞれ華やかな衣装を身に着け、笑顔のなかにも緊張をうかがわせながら整列した。
続いて、自己紹介と特技披露による審査に入った。自己アピールのあとの審査員からの質問に答える部分も審査の参考となる。準備万端で臨む特技披露と違い、その場の対応力も求められる応答には、誰もが緊張している様子だった。
全員のステージ披露が終わり、審査員が別室へ移り最終選考に入る。その間、ステージではスペシャルトークショーを行なった。ゲストとして、フランス出身タレントのジリ・ヴァンソンさんが登壇。沖縄の魅力について語った。
大学で日本語学科を専攻していたというヴァンソンさん。フランスでは、70~80年代にテレビで日本のアニメが多く放映されており、幼少のころから日本に関心があったとのこと。
20歳で初めて日本を訪れ、26歳のときに母の日プレゼントとして母親と一緒に沖縄を訪れたのが沖縄との出会い。魅力にはまり、いつかここで生活したいと思うように。独特な文化に刺激を受ける一方、ボルドー出身のヴァンソンさんは沖縄と故郷に共通する部分もあり、ほっとできる場所でもあるという。
自然豊かでその自然を守ろうとする心、昔から貿易を行ない外に向く姿勢があるところも似ている。沖縄はその歴史にも魅力があり、昔ならではの行事が今でも日常のなかにあることが素晴らしいと語った。
続いて現役の第38代ミス沖縄が年間活動報告が行なった。コスチュームやイヤリングに込められたメッセージの紹介や、季節ごとの出来事などを写真とともに紹介。感極まり、涙をこらえる姿も見られた。
そして最終審査発表へ。ファイナリスト10名が再びステージに並び、審査委員長の下地会長が発表を行なった。決定したのは、スカイブルーにエントリーナンバー1番、岩本華奈さん。コバルトブルーにエントリーナンバー3番、山里ひかるさん。クリーングリーングレイシャスにエントリーナンバー4番、新里瑞紀さん。下地会長から認定証が授与され、現役ミス沖縄からたすきと王冠が引き継がれた。
審査委員長の下地会長は総評のなかで、「審査にあたり特技、質疑応答をもとに選考した。沖縄の文化・歴史に造詣の深い方、外国語にチャレンジをしている方など、ぞれぞれ豊富な知識や教養を持っており最後まで拮抗した。選ばれた3名には、4月から1年間沖縄観光の顔として活躍することを期待している。1年は長いようで短い。これからしっかり準備をして4月からの役割を果たしていただきたい」と激励、選考会が閉幕した。
閉会後、選ばれた新ミス沖縄の3名に話を聞いた。スカイブルーの岩本さんは、「まだ実感がわかないですが、ファイナリストの皆さん、沖縄県民の皆さんの思いを背負って沖縄観光をアピールしていきたいです。エントリー番号が1番だったので、とにかく元気で明るくを心がけて臨みました。常に美しくももちろんですが、常に学び続ける女性でありたいです。沖縄の歴史でおもしろいところも伝えていきたいです」と答えてくれた。
コバルトブルーの山里さんは、「選ばれない想像も選ばれる想像もしていたのですが、実際にたすきをかけていただいて、責任感と、頑張ろうという気持ちがわきました。県内外へのアピールはもちろん、宮古島出身なので宮古島との架け橋にもなりたいです。目標としている女性は、マザー・テレサとミランダ・カーと母です。外見よりも内側から出る美しさが大事だと思うので内側を磨いていきたいです」という。
クリーングリーングレイシャスの新里さんは、「改めて、サポートしてくれたまわりの方へ感謝の気持ちでいっぱいです。ミス沖縄として沖縄の魅力とともに、『うとぃむち』や『いちゃりばちょーでー』のような沖縄の精神も伝えていきたいです。母のように優しくて思いやりがあって、沖縄の女性の象徴である芯の強さを持つミス沖縄を目指します」と話した。