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山陰道 出雲~仁摩間は2024年度に全線開通の見通し。島根県東部の未開通区間が2023年度から順次開通
2019年12月26日 13:14
- 2019年12月25日 発表
国土交通省 中国地方整備局 松江国道事務所は12月25日、同事務所が管轄する山陰自動車道(E9)出雲~仁摩間(総延長約37.2km)について、2024年度までに全線開通する見通しであることを発表した。
同区間のうち、朝山・大田道路(大田朝山IC~大田中央・三瓶山IC、約6.3km)は2018年3月、多伎・朝山道路(出雲多伎IC~大田朝山IC、約9km)は2019年3月に開通済み。残りの総延長21.8kmの区間では4つの事業が進められており、このたび主要工事が順調に進捗した場合の開通時期の見通しを明らかにしたもの。
残る区間のうち西寄りの2事業は、「大田・静間道路(大田中央・三瓶山IC~静間IC/仮称、約5km)」と、「静間・仁摩道路(静間IC/仮称~仁摩・石見銀山IC、約7.9km)」で、2023年度開通の見通し。両区間では今後、大規模な法面対策工事が予定されている。
東寄りの2事業となる「出雲・湖陵道路(出雲IC~湖陵IC/仮称、約4.4km)」と、「湖陵・多伎道路(湖陵IC/仮称~出雲多伎IC、約4.5km)」については2024年度に開通の見通し。今後、高架橋や大規模法面対策、盛り土工事などが予定されている。
島根県内の山陰道は、上記区間が開通すると米子西IC~石見福光IC間が完成することになり、鳥取県内の大栄東伯IC~米子西ICと合わせ、鳥取県西部~島根県東部がつながることになる。
また、島根県内ではこのほか、浜田河川国道事務所管轄の三隈・益田道路(石見三隈IC~遠田IC、約15.2km)が2012年度から事業着手しており、工事が進められている。