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国交省、山陰道 長門・俵山道路 長門湯本温泉IC~俵山北ICを9月8日開通。急カーブ連続区間を回避できる無料高速
世界遺産「明治日本の産業革命遺産」も巡りやすく
2019年6月26日 18:28
- 2019年6月26日 発表
- 2019年9月8日 開通
国土交通省 中国地方整備局 山口河川国道事務所は6月26日、山口県長門市内で整備を進めている山陰自動車道(E9)の構成区間の一部となる長門・俵山道路 長門湯本IC(インターチェンジ)~俵山北ICを9月8日に開通することを発表した。開通時刻については後日発表する。
長門市俵山小原から深川湯本に至る延長5.5kmの道路で、2車線での開通。同区間は現在、主要地方道路 下関長門線がアクセスの中心となっているが、開通区間と並走する大寧寺峠周辺は約160m以上の高低差があるうえ、Rが150m未満の急カーブが連続する線形不良箇所が多い通行の難しい区間となっている。長門・俵山道路の開通により急カーブ区間を回避でき、高低差も約30m緩和される。
長門湯本温泉IC付近にある湯本温泉では年内に公衆浴場の建て替えが行なわれるほか、星野リゾートが手がける温泉旅館「星野リゾート 界 長門」の開業が2020年3月に予定される(関連記事「星野リゾート、山口県・長門湯本温泉に温泉旅館『界 長門』着工。2020年3月開業予定」)など、再開発が進んでいる。
このほか、山口県を南北に結ぶ道路の整備により、九州北部や下関市、長門市や萩市とのアクセスが向上。山口県や九州に分布する世界遺産「明治日本の産業革命遺産」への訪問などの広域観光の活性化にも期待されている。