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ボーイングの宇宙船「スターライナー」地球に帰還。国際宇宙ステーションには到達できず

2019年12月22日(現地時間)着陸

米ボーイングの新型宇宙船「CST-100 スターライナー」が、12月22日5時48分に米陸軍のホワイトサンズ・ミサイル実験場に着陸した

 米ボーイングは、現地時間12月20日に打ち上げた新型宇宙船「CST-100 スターライナー」が、12月22日5時48分に米陸軍のホワイトサンズ・ミサイル実験場に着陸したことを発表した。

 12月20日に打ち上げられたスターライナーは、ロケットから切り離されたあと、タイマーの不具合により想定よりも早い段階で多くの燃料を消費したため、当初の目的地であった「ISS(International Space Station:国際宇宙ステーション)」に到達することができなかった。

 その後、2日間の軌道飛行試験において多くの飛行実験を行ない、数十個のセンサーを取り付けた人型実験ロボット「ロージー」からは多数のデータを収集することができたという。

 今後スターライナーはフロリダへ移され、データ解析や次の飛行ミッションに向けて機体改修が行なわれる。

パラシュート飛行するスターライナー(赤外線画像)