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東海汽船の3代目「さるびあ丸」が三菱造船で進水式。2020年6月引き渡し予定

2019年11月27日 進水

三菱重工 下関造船所で、東海汽船向け貨客船が進水式。3代目「さるびあ丸」として2020年6月に引き渡しを予定する(写真:三菱重工業ニュースリリースより)

 三菱造船と東海汽船は11月27日、東海汽船向けに三菱重工業 下関造船所で建造している貨客船の命名・進水式を実施した。

 進水した新造船は、東海汽船が運航する2代目「さるびあ丸」の代替船となるもの。船名も引き継ぎ、3代目「さるびあ丸」として就航することになった。仕様は長さ約118m、幅約17m、総トン数約6200トン、旅客定員1343人で、約20ノットで航行可能。推進システムには、可変ピッチプロペラと、プロペラが水平方向に360度回転するアジマス推進器を装備。エネルギー効率を向上し、環境負荷を軽減している。

 2020年6月に東海汽船に引き渡しを予定しており、東海汽船では大島~利島~新島~式根島~神津島を結ぶ航路や、夏季の東京湾納涼クルーズで運航。コンセプトは、人と人、街と街、本土と島、そして過去と未来を「繋ぐ」船。島の海に映える藍色「TOKYOアイランドブルー」を基調とした船体デザインが特徴となる。

3代目「さるびあ丸」のデザイン(画像:東海汽船ニュースリリースより)
3代目「さるびあ丸」進水式の様子(写真:三菱重工業ニュースリリースより)
三菱重工が公開した3代目「さるびあ丸」進水の動画