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香港スタイルのミニーマウスたちに釘付け! 香港ディズニーランド・リゾートのホテルで充実ステイ

「エンチャンテッド・ガーデン・レストラン」ではバウヒニアをイメージした香港スタイルなミニーマウスに会える

 香港ディズニーランド・リゾート滞在で一度は泊まりたい憧れの場所といえばやはり直営ホテル。ホテルにいながらディズニーのキャラクターたちと触れ合え、パークで遊び疲れてもホテルが隣接ゆえ移動もラク。各レストランやカフェではミッキーシェイプなメニューが味わえると、滞在中ハピネスあふれる時間を常に過ごすことができるのだ。

 今回は「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」「香港ディズニーランド・ホテル」を中心に、ホテル客室やレストランなどをご紹介する。

探検家気分で宿泊。異文化が混じり合う「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」へ

 2017年にオープンし、香港ディズニーランド・リゾート内のホテルで一番新しい「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」。モットーは「探検し、夢を見る」で、1920年代の冒険の黄金時代がテーマだ。4人の冒険家が嵐や大雨にあい休憩するために立ち寄ったというストーリーを持つ。彼らが生涯にわたり収集した冒険心を掻き立てるこだわりの詰まった民芸品や記念品が飾られ、ホテルに足を踏み入れた瞬間世界を旅するエクスプローラーズの一員になった気分になれる。ロゴも羅針盤を彷彿させるデザインだ。エントランスにはこの時期ならではのクリスマスツリーと年季の入ったバゲッジが積まれ、冒険家や探検家が今もなお滞在している雰囲気。

「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」のエントランス

 館内へ入ると特大のツリーがお出迎え。周囲のラゲッジをよく見ると世界のディズニー・パークスのステッカーが貼ってあり、見覚えのあるロゴも発見。ロビーの天井部分は船の底をイメージしたデザインで、ミッキーマウスをはじめ4キャラクターのラゲッジも展示されているので、ぜひ探してみよう。

ロビーエリア中央には見上げるほど大きなツリーが飾られている

 チェックインまで若干時間があるならば、11月にオープンしたばかりの「ドリーマーズ・ルックアウト」でひと休みを。南米の植物学者の研究所を改装した居心地のよいカフェには、植物や機器が並び、周辺で発掘されたという貴重な石が展示されている。探究心に火が付く展示を眺めながら、こだわりのチョコレートやコーヒーでブレイクタイムを過ごそう。

ロビー奥にニューオープンした「ドリーマーズ・ルックアウト」

 人気のチョコレートは「ミッキー・ダークチョコレート・タフィ」(30香港ドル、約490円、1香港ドル=約16.33円換算)と「ミニー・ミルクチョコレート・タフィ」(30香港ドル、約490円)、ミッキーマウス形の「ミッキー・スタチュー・チョコレート」(80香港ドル、約1306円)。クリスマス限定でキラッとした星形の「クリスマス・柚子チョコレート」(30香港ドル、約490円)やイヤーハットのようなフォルムの「ラズベリー・ボンボン」(25香港ドル、約408円)もホリデーにぴったり。お土産として持ち帰りたい場合は箱入りの「ドリーマーズ・ルックアウト・チョコレート・ボックス」(150香港ドル、約2450円)がベスト。

左から「クリスマス・柚子チョコレート」「ミッキー・ダークチョコレート・タフィ」「ミニー・ミルクチョコレート・タフィ」「ラズベリー・ボンボン」「ミッキー・スタチュー・チョコレート」

 チェックイン時には日本語表記のウェルカムギフトが手渡される。ミッキーマウスからのメッセージや移動のためのシャトルバスのルート、インフォメーションや各種アクティビティ案内一式が入っている。

滞在で使える情報が入ったファイル。日本語表記なのもうれしい

「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」の客室は全750室。ホテル全体が4つのエリアに分かれており「南米」「アフリカ」「オセアニア」「アジア」の4つのテーマの客室にガーデンが併設されている。今回宿泊した3階の「デラックス・ルーム」は「アフリカ」側。キャンプファイヤーエリアが見渡せ、ディズニー映画「ライオン・キング」の世界が広がっていた。

 客室にはエキゾチックなミッキーマウスとミニーマウスの彫り物が飾られ、全体がどっしりと落ち着いた雰囲気。クイーンサイズベッドが2台あり、キッズ向けにベッドガードも設置されている。

「デラックス・ルーム」。ミッキーマウスたちの木彫りの壁掛けがポイント

 洗面台にはホテルのロゴ入りの缶が配置され、歯磨きセットにコーム、シャワーキャップに綿棒&コットンなどアメニティ類が入っている。子供用の歯磨きセットには苺ミルク味の歯磨き粉も。また、足元には踏み台があり子供が洗面台を使いやすい配慮もされていた。

アメニティは缶のなかに入っている。シャンプーやボディソープはアメリカのスキンケアブランドH2O+製

 バスローブとスリッパは棚の下に配置。スリッパは持ち帰りができ「次の冒険のために持っていってね」というメッセージも書かれている。なお、ほかに持ち帰り可能なアイテムはミネラルウォーターやメモ用紙と鉛筆など。先ほどのウェルカムギフトのなかの説明書に書かれているので読んでおこう。

棚には大人用とキッズ用のスリッパ、バスローブが用意されている

 通常の客室にプラスしてスペシャルな空間を演出することも可能。「もっとハッピーなバースデイに」がテーマの「ルームデコレーションパッケージ」(899香港ドル、約1万4681円)は、最新の短編作品「ミッキーマウス!」のイラストが描かれたバスタオルやスリッパ。バルーンに万国旗、ハットやカードがセットになっている。利用日の3日前までに予約が必要だ。

 また、「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー&フレンズ」がテーマの「ルームデコレーションパッケージ」(499香港ドル、約8149円)も。アメニティポーチやウェルカムマットにリネンドアオーナメント、スリッパがセットになっている。利用日の1日前までの予約が必須。なお、扉を開けたときのサプライズ感は想像以上、とっておきのタイミングで利用しよう。

「もっとハッピーなバースデイに」をテーマにデコレーションされた客室
スリッパなど細かい部分までバースデイ仕様
「ジャーニー・ウィズ・ダッフィー&フレンズ」をテーマにした客室デコレーションもオーダー可能

 ファミリーで利用したいのが2019年夏にオープンしたばかりの「ニモのレクリエーション・リーフ」。ディズニー/ピクサー映画「ファインディング・ニモ」をモチーフとしており、まるでサンゴ礁のなかで遊んでいるようなデザインのキッズ用プレイルームだ。中央の難破船には滑り台があり、映画公開日の数字が刻まれている。テーブルではミッキーイヤーやポストカードを作ったりと想像力を使ってレクリエーションができる。またキャストと一緒にホテルを探検をする冒険アクティビティも。クリスマステーマのアクティビティは2020年1月1日まで実施している。なお、ホテルやパークでステッカーも配布中。ホリデーシーズンはディズニー映画「アナと雪の女王2」やサンタ姿のミッキーマウスたちのステッカーを手に入れることができる。

滑り台付きの難破船で遊べるキッズ用プレイルーム「ニモのレクリエーション・リーフ」
ミッキーイヤーのカチューシャやカード作りなどアクティビティが充実している
スペシャルなステッカーがホテルやパークで手に入ることも

 ホテル滞在中に必ずキャラクターたちと触れ合いたいならばキャラクターブレックファーストを利用しよう。中華レストラン「ドラゴン・ウィンド」の「朝食ブッフェ」(大人308香港ドル、約5030円、子供198香港ドル、約3233円)では、グーフィーやドナルドダックたちとのグリーティングが楽しめる。専用のグリーティングエリアが設置されているので、自分のペースで会いに行ける部分もありがたい。冒険&探検家ルックの彼らは朝から元気いっぱい。1日の始まりにぴったりだ。メニューも日本食から香港ならではの飲茶まで幅広く用意。ライブキッチンでは、麺類のオーダも可能。ラクサスープとポークスープのどちらかを選び、具材もエビワンタンやビーフボールに野菜などをトッピングできる。自分好みの本格的な1杯を作ってもらおう。

「ドラゴン・ウィンド」の「朝食ブッフェ」でグリーティングが楽しめる
スープや麺類に具材を選んで好みの1杯を。飲茶もいろいろ朝から大満足

香港スタイルのミッキーマウスやミニーマウスにごあいさつ。「香港ディズニーランド・ホテル」の朝食へ

 ミッキーマウスやミニーマウスに朝イチで会いたいならば、「香港ディズニーランド・ホテル」の「エンチャンテッド・ガーデン・レストラン」の「朝食ブッフェ」(大人348香港ドル、約5683円、子供228香港ドル、約3723円)へ。ビクトリア様式のエレガントなレストランで、ビュッフェスタイルで好みのメニューを頬張れる。お粥や中華に麺、ライブキッチンでは卵料理を提供。ミッキーワッフルやフルーツ、エッグタルトなどデザート類もたっぷり。

「エンチャンテッド・ガーデン・レストラン」はビクトリア様式の明るい店内が特徴
ミッキーワッフルやブレッドにミューズリーほか中華系や洋食などがビュッフェ形式で味わえる

 各テーブルにはミッキーマウスとミニーマウスたちがごあいさつにやってくる。しかも香港スタイルのコスチュームで登場し、朝からテンションも上がりっぱなし。バウヒニアをイメージしたヘッドドレスとワンピースがキュートなミニーマウスのかわいさにメロメロだ。もちろんミッキーマウスも香港スタイル。ここでしか会えないスペシャルなコスチュームを着こなす2人に会いに行こう。

香港スタイルのカジュアルな装いのミッキーマウス
バウヒニアをイメージした花びら風ワンピースとヘッドドレスが似合うミニーマウス

シンデレラモチーフのスペシャルルームで気分はもうプリンセス

 400室を有する「香港ディズニーランド・ホテル」のお勧めはもちろん先日紹介したディズニー映画「アナと雪の女王」をモチーフとした客室。そしてディズニー映画「シンデレラ」をイメージしたキングダム・クラブ・シンデレラ・スイートだ。

 キングダム・クラブ・シンデレラ・スイートは、まさにディズニープリンセスなデコレーションがとにかくロマンチック。カボチャの馬車に乗り舞踏会へ向かうような気持ちになるソファや、窓辺に座りプリンセス気分でガラスの靴を眺められるチェアーなど用意され、記念撮影が忙しいほど。ウォールペーパーには、ボールルームで踊るシンデレラたちのシルエットが描かれ物語のなかに入ったかのよう。

カボチャの馬車をイメージしたソファ。記念撮影にぴったり
ガラスの靴が置かれた窓辺風のエリア

 ベッドルームにはふんわりとしたプリンセス気分で眠りにつける上質なダブルベッドが2台。ヘッド&フットボード、そしてリネンにガラスの靴などが描かれている。フェアリーゴッドマザーの肖像画もあり、魔法をかけてもらえるような感覚に。

 アメニティ類もロイヤルな雰囲気。ロゴ入りのふわふわ素材のバスローブとスリッパは同客室のみの特注仕様。ポーチも大きめで使い勝手もよい。もちろんバスルームはバスタブ付き。ゆったりとバスタイムが過ごせる。なお、同客室には、ちょっとしたタイミングでつまめる盛り合わせ「シンデレラプラッター」が付属。カボチャの馬車タイプのポップコーンバケットもプレゼント。まさにハッピーエンドにふさわしい客室とサービスが体験できる。

眠っている間にステキな魔法がかかりそうなベッドルーム
同客室のみ採用されている特別なバスローブ。着心地はふわふわだ
アメニティポーチも大きめでしっかりと開くタイプ

予約必須の「ディズニー飲茶」は香港ならでは。美味しさももちろんお墨付き

 香港ディズニーランド・リゾートを訪れたならば本場の飲茶を味わいたいもの。ならば「ディズニー飲茶」が話題の中華レストラン「クリスタル・ロータス」を訪れてみよう。ゆったりと落ち着いた店内で受賞歴を持つ極上メニューが味わえ、スペシャルな時間を過ごすことができるのだ。

 オーダー必須なメニューはやはり「ディズニー飲茶」シリーズ。ランチタイムに味わえるのは全9品だ。「リトル・グリーン・メン ポークと野菜 バン」(3個88香港ドル、約1437円)や「ダッフィー&シェリー・メイの蒸しバン」(2個78香港ドル、約1274円)、「ベイマックス バン」(2個78香港ドル、約1274円)が人気。デザートの「“ツムツム”プリン」(3個98香港ドル、約1600円)はちょこんとしたフォルムがあいらしい。なお、同飲茶を味わうためには平日48時間前までに、土日祝日は24時間前に事前オーダーが必要だ。

「ディズニー飲茶」はキュートなバンが魅力。シェアして全制覇したいところ
デザートはコロンとしたフォルムを再現した「“ツムツム”プリン」を

パークへの移動や入場も直営ホテル滞在ならスムーズ。特典を活かして時間を有効活用

 パークへの移動はホテル利用者向けに運行している「ディズニーランド・リゾート シャトルバス」を活用しよう。無料でパークとホテル間を移動でき、運行も10分から15分間隔。パーク開園1時間前から閉園2時間後まで乗車できる。各ホテルを巡回するルートもあるが、「ディズニー・エクスプローラーズ・ロッジ」からはパーク最寄りの「ディズニーランド・リゾート・パブリック・トランスポート・インターチェンジ」行きの直行便が利用できる。

 なお、パーク入場前には保安検査場での手荷物検査が必要となる。この際に役立つのがホテルのカードキー。直営ホテル宿泊者向けに専用レーンが設けられ、さくっと保安検査場へと向かうことができる。もちろんエントランスにも「ディズニー・ホテル・ゲスト・エントランス」が設置されている。有効なパーク入園チケットとホテルゲストIDを提示することでスムーズに入園が可能となるので、スムーズに出し入れできるように準備をしておこう。

ホテルからは「ディズニーランド・リゾート シャトルバス」でパークへ移動しよう
カードキーの提示で保安検査場やメインエントランスの専用レーンを使うことができる