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沖縄観光コンベンションビューロー、下地会長がクルーズ展示会視察。11月2日~3日は「沖縄旅フェスタ」

2019年10月23日 実施

沖縄観光コンベンションビューロー 会長 下地芳郎氏

 OCVB(沖縄観光コンベンションビューロー)は10月23日、定例記者懇談会を実施した。

 会長の下地芳郎氏からは、アジア地区最大規模のクルーズ展示会「Seatrade Cruise Asia Pacific 2019」への参加報告があり、同展示会は10月9日から11日にかけて中国上海のデルタホテルズ上海宝山にて開催。大手クルーズ船社、港湾関係団体、寄港地観光PR団体など全24団体が出展し、参加者はおよそ1000名であったとのこと。

 現在のクルーズ市場はアメリカが中心だが、今後中国ほかアジアも注目が高まると見られており、沖縄県も海外から注目されている感触が得られたという。沖縄県では11月12日に「沖縄クルーズ・カンファレンス・商談会2019」の開催を予定しており、参加団体の追加も図ることができたという。

 下地会長は「沖縄はクルーズ地として注目されているが受け入れ規模などの課題もある。大型船の寄港だけでなく、フライ&クルーズや日本人向けのクルーズなどにも注目していきたい」とした。

 続いて、各課から実施予定のイベントや告知事項が発表された。

沖縄旅フェスタ2019

 OCVBとRBC(琉球放送)は共同で、「沖縄旅フェスタ2019 in 沖縄コンベンションセンター」を開催する。会期は11月2日と3日。

 沖縄発着の直行便のある都市の観光や物産のPR、旅にまつわるトークショーなどで構成される旅に関する展示会で、今回で5回目。来沖観光者数が順調に伸びているなか、沖縄県から県外・海外への旅行需要を伸ばすことも路線安定化を図るうえで重要であり、旅の楽しさや各地域の魅力を発信して旅への関心を高めてもらおうと始まったイベントだ。

 旅行会社、航空会社、各地の観光PR団体、空港会社などが参加し、今回は32団体が出展。初出展はジェットスター、宮城県空港臨空地域課、香港エクスプレス。旅のトークショーでは、11月2日にはナオト・インティライミさん、3日に千原せいじさんが登壇する。

沖縄旅フェスタ2019

日時: 2019年11月2日~3日11地~17地
会場: 沖縄コンベンションセンター 展示棟
入場料: 無料

沖縄旅フェスタのパンフレット

沖縄クルーズカンファレンス・商談会2019

 沖縄県とOCVBは、11月12日に「沖縄クルーズカンファレンス・商談会2019」を開催する。2018年に続き2回目。

 沖縄県は沖縄海域を東アジアのクルーズ拠点にする「東洋のカリブ構想」を提唱しており、アジア寄港実績のある大手クルーズ船社を招聘し、県内外の港湾、観光・物産関係者との関係構築と強化を目的としている。

 今回はクルーズ船社10社、全国の港湾15港、観光・物産その他関係団体約50団体が参加予定。基調講演には、アストロ・オーシャン・インターナショナル・クルーズCEOのミン・リー氏、コスタグループアジア社交のマリオ・ザネッティ氏が登壇し、「クルーズ船が受入地域にもたらす経済効果について」をテーマに講演する。

 パネルディスカッションでは、船社関係者など3名をパネリストに、OCVB 下地会長をファシリテーターに、「クルーズと地域~更なる成長を目指して~」をテーマに話し合う。

沖縄クルーズカンファレンス・商談会2019

日時: 2019年11月12日14時~17時(13時30分~受付)
会場: ザ・ナハテラス
定員: 180名
参加費: 無料(要事前申し込み)

沖縄MICEネットワーク勉強会

 OCVBが事務局を務める「沖縄MICEネットワーク」は、令和元年度第2回MICE勉強会を開催する。

 講師にアクティブラーニング 代表取締役社長の羽根拓也氏を迎え、「時代の変化にあわせたMICE商品を作るポイント」をワークショップをとおして学ぶ。

 あらゆる商品に応用可能な商品開発のエッセンスをはじめ、久米島の観光素材がどのようにMICE商品として活用できるようになったかなどの具体事例を交えて、MICE商品づくりのポイントを習得する。

沖縄MICEネットワーク勉強会

日時: 2019年11月26日15時~17時
会場: ロワジールホテル那覇
定員: 60名
受講料: 無料(要事前申し込み)