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バニラエア、10月26日のラストフライトに向けたミュージックビデオ「LALALA LAST FLIGHT」公開イベント。井上社長らがバニラアイスで乾杯
2019年10月7日 15:48
- 2019年10月5日 公開
バニラエアは10月5日、成田空港のANA(全日本空輸)成田第1号格納庫において、ピーチ(Peach Aviation)との統合・バニラエア運航終了に向けたミュージックビデオ「LALALA LAST FLIGHT(ラララ ラストフライト)」の完成セレモニーを開催した。
セレモニーには社員とその家族らを招待し、総勢300人以上が参加。10月26日のラストフライト(成田~台北)に向けて、笑顔で取り組む姿勢を確認した。
LALALA LAST FLIGHTは「最後までノッていこう!」を合い言葉に、利用客からのメッセージやスタッフから集めたフレーズで歌詞を作成し、R&B・ジャズシンガーであるMaya Hatch氏がボーカルを務める。
楽曲はブレイクビーツユニットのHIFANAが担当し、機内アナウンスやエンジン音など、バニラエアで聞こえていた音をふんだんに取り入れ、聞かせるメロディと絶妙なバランスで完成度の高いサウンドに仕上げている。
映像ではバニラエアの機体をはじめ、パイロットやCA(客室乗務員)、グランドスタッフに整備士、オフィススタッフなどが出演。曲の後半からは歌詞とともに衣装もピーチ仕様になり、統合に向けたメッセージも込められている。
Webサイト: バニラエア「LALALA LAST FLIGHT」
セレモニーでは、代表取締役社長である井上慎一氏があいさつ。まず、LCCという航空業界では新しいスタイルのなかで奮闘してきた社員に感謝を述べた。続けて「ピーチと統合のお話が出た際には不安になられたかと思いますが、世界で成功しているLCCは実は同じようなことをしています。
例としては、アメリカのサウスウエスト航空、ヨーロッパのライアンエアーは同じような統合を繰り返し、地域のナンバーワンになっています。お互いの強みを活かすというのがポイントで、バニラエアとピーチの強みを活かしてアジアのナンバーワンを目指そうと考えています。本日の皆さんの姿を見て、これはいけるなと確信した次第です。アジアのリーディングLCCを目指していきましょう」と、統合後のさらなる発展へ向けて語りかけた。
セレモニーの最後にはバニラアイスが全員に配られ、森副社長の音頭で乾杯した。これはバニラエアが就航した2013年12月20日に行なわれた「バニラアイスで乾杯」を復活させたもので、約5年9か月振りのイベントになったとのこと。10月とはいえ、この日は気温が30℃近くあり、誰もが美味しそうに頬張っていた。また、格納庫にはエアバス A320型機が駐機されており、同僚や家族と一緒に記念撮影する姿もそこかしこで見られた。
バニラエアの運航便は、東京(成田)~台北(桃園)と福岡~台北(桃園)の2路線を残すのみとなり、いよいよ10月26日で運航終了となる。26日にはラストフライトイベントとして、JW103便(13時発)のお見送り、JW106便(18時15分着)のお出迎えが予定されている。
【お詫びと訂正】初出時、残りの運航路線に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。