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トヨタ博物館、開館30周年を記念し「100年前のイノベーション~T型フォードが変えたこと~」開催

2019年10月10日~2020年4月12日 実施

「フォード モデルT ツーリング」(1914年)

 トヨタ博物館(愛知県長久手市横道41-100)は、2019年10月10日~2020年4月12日の期間中、開館30周年記念企画展「100年前のイノベーション~T型フォードが変えたこと~」を実施する。

 同企画では、現在の視点から約100年前のT型フォードのイノベーションの源を検証し、未来のモビリティの行方を考える。講演会や同乗試乗会、ガイドツアーのほか、「分解展示」を実施。また10月と11月には4日間、金曜日の夜間開館も行なう。

 企画展示室では、ヘンリー・フォードの想いから誕生に至る道のり、自動車としての革新性、大量生産方式と労働システム、グローバル展開、ライフスタイル全般に引き起こした変化、ライバルの登場から終焉までの歴史をたどる。5台のT型フォードと関連車両を軸に構成するほか、特別に英国製のT型フォードを丸ごと「分解展示」する。展示車両は、「オールズモビル カーブドダッシュ」(1902年)、「フォード モデルT ツーリング」(1913年・分解展示)、「フォード モデルT ツーリング(1914年)、「フォード モデルT デポヘック」(1914年)、「シボレー スペリア シリーズK」(1925年)、「フォード モデルT」(1927年)、「フォード モデルT クーペ」(1927年)。

 10月19日14時~15時30分には、国立科学博物館 産業技術史資料情報センター長である鈴木一義氏による記念トーク「自動車時代の到来~技術史から見るT型フォードと日本」を実施。当日12時から文化館1階で先着順で整理券を配布する。定員は150名。

 11月4日10時30分~12時と14時~15時30分には、「同乗体験! クラシックカー」として「フォード モデルT センタードア」(1915年)や「トヨペット クラウン RSD型」(1955年)に体験乗車できる。当日開館時間より、クルマ館1階で先着順に参加受付を行なう。定員は各回30名で、参加費は500円。

 また「フライデーナイトミュージアム」として、10月11日・18日・11月1日は、開館時間を20時まで延長。レストラン、カフェ、ショップなども20時まで営業する。