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京急、空港線 糀谷/大鳥居/穴守稲荷/天空橋~他社線の各駅間対象の「羽田みらいきっぷ」を10月1日発売。加算運賃引き下げに伴う運賃の逆転事象に対応

2019年9月10日 発表

2019年10月1日 発売

京急は空港線 糀谷駅/大鳥居駅/穴守稲荷駅/天空橋駅~他社駅間をお得に利用できる片道割引乗車券「羽田みらいきっぷ」を10月1日に発売する

 京急(京浜急行電鉄)は9月10日、空港線の糀谷駅/大鳥居駅/穴守稲荷駅/天空橋駅と、都営線各駅/京成線各駅(成田空港駅/空港第2ビル駅/千原線を除く全駅)、北総線各駅との間で双方向利用できる片道割引乗車券「羽田みらいきっぷ」を10月1日に発売する。

 羽田空港第2旅客ターミナルビルの一部国際線対応や、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業の展開、宿泊施設の整備など、空港線沿線では羽田空港関連利用者のさらなる利用拡大が見込まれ、都心エリアと空港線沿線間の利便性向上を図る。

 発売駅は糀谷駅、大鳥居駅、穴守稲荷駅、天空橋駅の4駅で、発行日から3か月のうち任意の1日で利用可能。主要駅との間の発売額は下記のとおり(カッコ内は子供運賃)。

都営線 日本橋駅:450円(220円)
都営線 浅草駅/巣鴨駅:500円(250円)
都営線 神保町駅/六本木駅:450円(220円)
京成線 京成高砂駅:690円(340円)
京成線 京成成田駅:1290円(640円)
北総線 東松戸駅:1120円(550円)
北総線 千葉ニュータウン中央駅:1430円(710円)

主要駅間の「羽田みらいきっぷ」発売額

 また、京急では、空港線延伸工事や輸送力増強工事に要した設備投資額などの回収を目的に、空港線 天空橋駅~羽田空港国内線ターミナル駅間と他区間をまたがって乗車する場合に、加算運賃を適用しているが、これを10月1日以降に大幅に引き下げる(関連記事「京急、10月1日から空港線の運賃を最大120円値下げ。空港線の加算運賃引き下げ」)。

 さらに、羽田空港国内線ターミナル駅/羽田空港国際線ターミナル駅~都営線各駅・京成線 成田空港駅/空港第2ビル駅、京急線各駅(羽田空港の2駅除く)~京成線成田空港駅・空港第2ビル駅の相互利用時に「空港連絡特殊割引」を適用している。

 加算運賃引き下げと空港連絡特殊割引の適用により、都営線/京成線/北総線から空港線を利用した場合、糀谷駅/大鳥居駅/穴守稲荷駅/天空橋駅~他社線の利用時の運賃が、より距離の長い羽田空港各駅~他社線の利用時よりも高くなる逆転事象が発生することがある。羽田みらいきっぷを利用することで、他社線~糀谷駅/大鳥居駅/穴守稲荷駅/天空橋駅の運賃を抑えることができる。

10月1日に実施する加算運賃引き下げ額
空港連絡特殊割引の割引額
10月1日以降に発生する空港線 4駅~他社線と、空港線 羽田空港各駅~他社線の運賃逆転事象例