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ANA、面積2.5倍&席数2倍に拡張した那覇空港の新「ANA LOUNGE」を公開。9月3日オープン
2019年8月30日 18:21
- 2019年8月30日 発表/公開
ANA(全日本空輸)は8月30日、2019年秋のリニューアルオープンを予告していた那覇空港(沖縄)の「ANA LOUNGE」について、9月3日にオープンすることを発表。同日、報道関係者に公開した。
那覇空港のANAのラウンジは、AMC(ANAマイレージクラブ)会員のダイヤモンドメンバーなどが利用可能な「ANA SUITE LOUNGE」を2月28日に先行してオープン(関連記事「ANA、隈研吾氏監修の那覇空港『ANA SUITE LOUNGE』公開。2月28日にリニューアルオープン」)。それに続いて、AMCのプラチナメンバー以上、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員、プレミアムクラス搭乗客などが利用できる「ANA LOUNGE」を新たにリニューアルオープンする。
現在の那覇空港のANA LOUNGEは保安検査場を抜けて搭乗口が並ぶコンコースの一角に設置されているが、リニューアル後のANA LOUNGEは保安検査場C近くのANA SUITE LOUNGEの隣に位置する。2月のANA SUITE LOUNGEオープンとともに供用を開始した専用保安検査場やラウンジの受付もANA LOUNGE利用対象者と共用となり、この専用保安検査場からANA SUITE LOUNGE、ANA LOUNGEの双方へ直接アクセスできるようになる。
リニューアル後のANA LOUNGEは、ANAが基幹空港である新千歳空港、伊丹空港(大阪)、福岡空港で進めてきたリニューアルと同様、建築家の隈研吾氏が監修する「一期、一会」をコンセプトとしたもの。栓の木を用いた「大和壁」により明るい雰囲気となる。
また、これも他空港のリニューアルと同様、大テーブルの上に栓の板を積み上げたディスプレイを設置し、沖縄の工芸品を展示。ANA LOUNGEでは木工の皿や紅型/藍型の扇子、焼物が展示される。
従来の那覇空港のANA LOUNGEに比べると窓がなくなったのを惜しむ声は挙がりそうだが、広さが約2.5倍、席数は約90席から約180席へと約2倍に拡張。従来のANA LOUNGEよりも席間隔や通路が広くなり、より開放感のある空間になった。また、対面席や授乳室の設置といった、家族連れを始めとするグループ客に向けた配慮もなされている。
座席は大きく分けてカウンター席と長椅子状のシート、ベンチタイプのソファ、1人掛けソファの4種類に分かれている。各席にAC電源とUSB電源を装備。カウンター席はテーブルの側面、長椅子状シートと1人掛けソファはサイドテーブル、ベンチタイプのソファは足下にそれぞれ備えている。USB出力はすべて5V/1.5A。
ANA SUITE LOUNGEとは異なり食事の提供はないが、ドリンクやスナック類を提供。アルコールで泡盛やオリオンビールといった沖縄らしいアイテムを提供しているのが特徴といえる。
さらに、オープン日の9月3日~5日の3日間限定で、三立製菓の「沖縄限定 ミニ源氏紅いもパイ」も提供する。