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JR各社、2019年お盆期間の利用状況を発表~台風10号で大きな影響

2019年8月19日 発表

 JR各社は、2019年のお盆期間となる8月9日~18日の運転状況と利用状況を発表した。

 JR北海道では、低気圧の影響により、9日、10日の2日間で道東・道北を中心に特急43本を含む111本が運休。台風10号の影響により、16日、17日の2日間で特急34本を含む225本が運休。期間中の運休本数は、対前年で129本増の347本となった。新幹線については、一部の列車に遅延が生じたものの、概ね良好な運転状況だった。

 利用状況については、新幹線が前年比102%の9万6600人、在来線が前年比93%の19万6600人、全体で前年比96%の29万3200人だった。駅の利用者については、札幌駅が前年比98%の158万5700人、新千歳空港駅が前年比103%の37万9900人だった。

 JR東日本では、大きな輸送障害はなく、概ね順調に運行された。利用状況については、新幹線が前年比100%、在来線が前年比104%、全体で前年比101%の499万8000人だった。下りのピークは37万5000人が利用した10日、上りのピークは28万2000人が利用した15日だった。

 JR東海では、台風10号の影響により、新幹線・在来線ともに運休が発生した。利用状況については、新幹線が前年比100%の398万6000人、在来線が前年比101%の19万3000人、全体で前年比100%の417万9000人だった。下りのピークは新幹線が28万7000人が利用した9日、在来線が1万3800人が利用した10日、上りのピークは新幹線が23万6800人が利用した18日、在来線が1万1500人が利用した14日だった。

 JR西日本では、台風10号の影響により、15日に計画運休を実施するなどしたことで、山陽新幹線が前年比98%の196万6000人の利用となった。北陸新幹線は前年比100%の35万1000人、在来線は前年比99%の80万4000人、全体で前年比98%の312万1000人となった。下りのピークは23万5000人が利用した10日、上りのピークは21万8000人が利用した14日だった。

 JR四国では、台風10号の影響により、15日に全線区で終日運転を見合わせたこともあり、瀬戸大橋線が前年比93%の30万4600人、主要3線区が前年比99%の14万5900人となった。下りのピークは2万3300人が利用した10日、上りのピークは2万800人が利用した14日だった。

 JR九州では、台風10号の影響により、15日に新幹線や在来線で運休が発生。利用状況については、新幹線は前年比101%の40万5000人、在来線は前年比94%の42万人、全体で前年比97%の82万5000人だった。下りのピークは10日、上りのピークは16日だった。