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デュシット、COO来日でメディアイベント。「デュシタニ バンコク」再開発のほか、「デュシタニ マクタン セブ」「デュシタニ グアム リゾート」など紹介
2019年7月26日 07:00
- 2019年7月23日 開催
タイ・バンコクを拠点に14か国にホテルなどを展開するデュシットインターナショナル(Dusit International)は、COO リム・ブーン・クウィー氏の来日に合わせ、都内でメディアイベントを開催した。
登壇したリム・ブーン・クウィー氏は、デュシットインターナショナルの紹介からプレゼンテーションをスタートした。デュシットインターナショナルは1948年設立、現在は14か国にホスピタリティ事業を展開。創業者のタンプイン・チャナット・ピヤウイ氏は95歳で、今も名誉会長を務めている。
企業のビジョンは「タイの伝統と誇りを持ちつつ優雅なホスピタリティを世界にお届けする」、ミッションは「期待以上の仕事ができるようにスタッフ一人一人を教育して力をつけ続けていく」、そして「Care/Commit/Can do!」の3つの価値を提供していくというもの。
2019年5月現在、所有するホテルは9軒、運営/フランチャイズが24軒、ヴィラの運営が238軒。ホテルで働く人たちを育てる教育事業にも取り組んでおり、1993年に正式な認可を受けたカレッジをバンコクに開校。さらに経営の多角化も図り、食品ビジネスにも参入している。
デュシットインターナショナルが展開するブランドは5つ。5つ星のラグジュアリーなハイエンドブランド「デュシタニ(Dusit Thani)」、ラグジュアリーにブティックホテルの要素を合わせた「デュシット デバラナ(Dusit Devarana)」、「第2世代」と位置付けているセレブ感のある「デュシット D2(dusitD2)」、ミッドスケールのホテル「デュシット プリンセス(Dusit Princess)」、ミレニアル世代をメインターゲットにした「アサイ・ホテル(ASAI HOTELS)」。さらにアジアの高級バケーションレンタル大手「エリート ヘブン(Elite Havens)」を買収し、サービスを拡大中だ。
新ブランドのアサイ・ホテルは「BE A LOCAL EVERYWHERE」というコンセプトのもと、若い世代が訪れた地域ならではの経験を重視しており、タイ・バンコクのチャトゥチャック・マーケットに1軒目を開業。客室の広さは15~18m 2 ほどだが、シャワーなどの客室設備は「5つ星級」だそうで、コミュニティスペースとして機能するロビーや、地元とのコラボレーション企画などを特徴としている。
リム・ブーン・クウィー氏は、ホスピタリティ産業は国際間移動が2030年までに約18億人(現在は約10億人)に達するなどの数字を紹介し、「産業界へのインパクトは大きい」と成長市場であるとし、グループの客室数に占める国別の割合でも毎年順調に成長している日本市場の重要性を強調した。
また、2019年1月5日に営業を終了した「デュシタニ バンコク」は周辺エリアを含め約12億ドルをかけて再開発し、2023年にホテル、住居、オフィス、商業などに複合施設「Dusit Cantral Park」として開業を予定している。
美しい夕日や100mのインフィニティプールが特徴の「デュシタニ マクタン セブ」
続いてデュシタニ マクタン セブ 総支配人 デイビット アンソニー ボールドウィン氏が、3月29日に開業したばかりのデュシタニ マクタン セブについて説明した。
フィリピンのマクタン・セブ国際空港から約11kmの場所にあるデュシタニ マクタン セブは、マクタン島・プンタエンガノ半島の西岸にある、客室272室のホテル。長さ100mというインフィニティプール、最新設備のフィットネスセンター、屋内キッズゾーンなどを備えるほか、西岸ということから美しい夕日も特徴だ。客室はニュートラルなアースカラー、落ち着きのある色使いで、これは「外の景色に目を向けてほしいから」とのこと。
Webサイト: デュシタニ マクタン セブ
トリップアドバイザー1位のレストランを擁する「デュシタニ グアム リゾート」
最後にデュシタニ グアム リゾート 総支配人 ディーン ハンツマン氏が、デュシタニ グアム リゾートを紹介した。
東京から飛行機で約3.5時間というグアムにあることから、約5割が日本人観光客だという。2015年の開業は「グアムで最も新しいラグジュアリーホテル」だという。タモン湾を一望できるシグネチャーレストランであるステーキハウス「アルフレードズ(Alfredo's)」はトリップアドバイザーのグアムエリアで1位の評価を得ており、さらに同ホテルの「ソイ」も2位の評価となっている。
Webサイト: デュシタニ グアム リゾート