ニュース

海を渡って京都鉄道博物館にやってきた! JR四国「瀬戸大橋アンパンマントロッコ号」を特別展示

2月2日に車両工場に入線

2019年2月2日 展示開始

京都鉄道博物館の車両工場に入線する「アンパンマントロッコ号」

 京都鉄道博物館では2月2日から3月3日まで、JR四国(四国旅客鉄道)の「アンパンマントロッコ号」を本館1階の車両工場で特別公開する。また同期間中、本館2階企画展示室では特別展「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」を開催。抽選で子供向けの商品が当たるスタンプラリーも実施する。初日の2月2日には「アンパンマントロッコ号」が車両工場に入線、詰めかけたファンや報道陣に公開された。

「アンパンマントロッコ号」はJR四国の観光列車で、岡山駅~琴平駅・高松駅間で運行しているもの。シーズン中の運行日は、土・日・祝日、春休みや夏休みなどで、窓がない吹き抜けのトロッコに乗って潮風を浴びながら瀬戸大橋を走る解放感とスリル、またアンパンマンの世界の作り込みの細かさなどから、ファミリー層に人気だ。

 また、東日本大震災後には被災地の子供たちを元気付けるため、東北地方の9路線で約3か月間、招待者を乗せて無料で運行している。今回、約1か月にもわたる展示が実現したのは、トロッコゆえに冬季は運航していないため。なお、JR四国の車両、それも現役のものが京都鉄道博物館で公開されるのは今回が初めてとなる。

アンパンマントロッコ号の車両展示

 2月2日10時30分、京都鉄道博物館 本館1階車両工場の扉が開き、「出発進行!」のアナウンスに続いて「アンパンマントロッコ号」がディーゼル機関車に押されて慎重に入線した。

 入線が完了すると、京都鉄道博物館とJR四国のスタッフが展示に向けての準備を開始。車両内に照明を設置したり、見学者用のタラップや安全柵を設置したりした。車両内外の準備が完了するとともに報道陣へ公開、続いて11時30分ごろから一般にも開放した。

午前10時の鉄道博物館オープンと同時にファンらが詰めかけた
10時30分、車両工場の扉が開く
機関車に押されて「アンパンマントロッコ号」がゆっくりと進入する
トロッコ車両のキクハ32形(キクハ32-502)が進入する
続いてキハ185系(キロ185-26)が進入、停止する
キクハ32-502の先頭部。この車両は全長16mと短く、運転台はあるが動力はない
キロ185-26。国鉄時代最小の気動車だったキハ32形(キクハ32形)と比べると重厚感がある
入線後、ただちに展示準備がはじまった
アンマンマン列車などの立て看板やパンフレットも設置
11時10分ごろ、展示準備が完了
キロ185-26の車内
柔らかく汚れも落としやすい材質で作られた座席と木のテーブル。まるでファミリーレストランのようだ
天井までもびっしりとアンパンマンのキャラクターたちが描かれている
ベビーカー置き場も完備
キクハ32-502の車内
座席番号のプレートにもアンパンマンのキャラクター
耐候性を考慮してか、座席は木材のむき出し。角はすべて面取りしてあり安全だ
座席の間は四角く窓が設けられ、沿線の風景とアンパンマンのミニチュアが重なって見えるようになっている
ボックスごとに異なるミニチュアが置かれている
車両中央部の床面は一部ガラス張り。瀬戸大橋走行中は迫力がありそうだ
車内には記念スタンプも設置されていた(後述のスタンプラリーとは無関係)
運転台近くには記念撮影コーナーがある。照明も用意されている
運転台付近にもキャラクターがいっぱい。アンパンマンも鉄道も好きな子供にはたまらない空間だ
11時30分ごろから一般公開がはじまった
JR四国のスタッフがノベルティを配布
京都鉄道博物館で展示されるJR四国の「アンパンマントロッコ号」

「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」を3月3日まで開催

 京都鉄道博物館 2階企画展示室では、「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」を開催している。こちらも期間は2月2日から3月3日まで。こちらの展示ではアンパンマン列車の歴史や列車の種類、運行区間をパネルや模型、地図で紹介するとともに、アンパンマン列車を映像で紹介するミニシアターや、「アンパンマンシート」に座って記念撮影ができる撮影コーナーも設置している。

「アンパンマン列車だいしゅうごう!展」は本館2階企画展示室で開催中
アンパンマン列車の歴史コーナー
アンパンマン列車のデザインの変遷が分かりやすくまとめられている
JR四国を走るアンパンマン列車を模型で展示
アンパンマン列車路線マップ。JR四国では5種類6編成のアンパンマン列車を運行している
撮影コーナーも広々で家族そろって撮影できる

アンパンマンのおもちゃが当たる「アンパンマン列車だいしゅうごう!スタンプラリー」

 京都鉄道博物館 本館内では期間中、「アンパンマン列車だいしゅうごう!スタンプラリー」を開催。1階車両工場、2階企画展示室にそれぞれ用意されているスタンプを集め、2階企画展示室内の投函口より応募すると、抽選でアンパンマン玩具が当たるというもの。当選者には3月3日のイベント終了後にアンパンマン玩具が贈られる。

スタンプは1階の車両工場、2階の企画展示室でゲットできる

 取材の最後に、JR四国 大阪営業部 副長の兎子尾豪氏にインタビューした。兎子尾氏によると、「アンパンマントロッコ号」をはじめ、JR四国の現役車両が京都鉄道博物館で展示されるのは初めてのことだという。

 JR西日本(西日本旅客鉄道)と京都鉄道博物館が、JR四国にコラボ企画を打診した際、冬季に運行していないこの列車を展示することを検討。決定後は展示に向けて車両の整備や清掃を念入りに行なった。兎子尾氏は「いつもは岡山以南に行かないと見ることができない『アンパンマントロッコ号』ですが、京阪神のお子さまにも見ていただきやすい京都鉄道博物館に展示することができました。JR四国にはアンパンマン列車がたくさん(土讃線アンパンマン列車/2編成、予讃線8000系アンパンマン列車、予讃線宇和海アンパンマン列車、ゆうゆうアンパンマンカー)ありますので、ぜひご家族で四国にもお越しください」とコメントした。

四国旅客鉄道株式会社 大阪営業部 副長 兎子尾豪氏

 なお、京都鉄道博物館では今後、次の特別展示を実施、または予定している。

Go!Go!きかんしゃトーマスとなかまたち

 5月7日まで、京都鉄道博物館と「きかんしゃトーマス」のコラボイベントを開催中。本館2階キッズパークにおいて、トーマスとなかまたちが活躍する「ソドー島」のジオラマをプラレールで再現している。また、フォトスポットの設置や、オリジナルの限定シールがもらえるスタンプラリーの実施など、子供が楽しめるイベントが盛りだくさんだ。

せとうちのアートな観光列車「La Malle de Bois」の特別展示

 2月9日~2月11日の3日間、本館1階車両工場で、JR西日本の観光列車「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」が特別展示される。「La Malle de Bois」は岡山駅~宇野駅(毎週土曜日)、岡山駅~尾道駅(毎週日曜日)、岡山駅~琴平駅(祝日)で走っている列車で、“現代アートとサイクリングを楽しむ旅”をコンセプトに2016年に誕生した。

 今回の特別展示では社内見学ができるほか、「La Malle de Bois」の子供制服を着用しての記念撮影、車内限定販売商品やせとうちエリアの特産品が販売される。

プラレール誕生60周年記念「プラレール60周年SLスチーム号」運行

 3月23日~5月7日、タカラトミーの鉄道玩具「プラレール」が1959年の発売から今年で60周年を迎えることを記念してコラボイベントを開催する。京都鉄道博物館の「SLスチーム号」に記念ヘッドマークを付け、乗り場も「きょうとてつはく プラレール駅」に模様替え。また、線路の一部にプラレールを模した巨大な「青いレール」が敷かれ、本物のSLが巨大なプラレールになったかのような世界観を楽しめるという(「青いレール」は3月23日の走行開幕式のみ)。

 走行開幕式は3月23日10時15分~11時ごろに開催。「プラレール60周年SLスチーム号」の運行は3月23日~5月7日の11時~16時(30~60分に1本運行)。

 また、この運行に先立つ3月9日から5月7日まで、本館2階企画展示室で「おかげさまで60年まるごとプラレール展」を開催する。