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JR東日本、品川新駅(仮称)周辺の再開発計画を発表

田町駅から品川駅まで約9.5ヘクタールのエリアに住居/ホテル/国際会議場など

2018年9月25日 発表

JR東日本は品川新駅(仮称)などとともに進める品川開発プロジェクト(第I期)の概要を発表した

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は9月25日、品川駅と田町駅の間に2020年暫定開業予定の品川新駅(仮称)などとともに進める品川開発プロジェクト(第I期)の概要を発表した。

 2018年5月の国家戦略特別区域会議で品川駅北周辺地区が都市再生プロジェクトに追加され、田町駅の南エリア(港区三田など)から品川駅の北エリア(港区高輪など)まで及ぶ、約9.5ヘクタールという大規模な都市再生特別地区となる。工期は2019年度から2024年度を予定。

品川開発プロジェクト(第I期)と周辺の地区計画
品川開発プロジェクト(第I期)の概要

 都市再生へ向けて「1. 世界につながり、地域をつなぐ、エキマチ一体の都市基盤形成」「2. 国際ビジネス交流拠点にふさわしい多様な都市機能の導入」「3. 防災対応力強化とC40が掲げる先導的な環境都市づくり」の3つの方針を掲げ、周辺の地区計画と連携して開発を進めていく。

 第I期では都市再生特別地区を北から1/2/3/4街区に分けて住居、文化創造施設、医療など生活支援施設、コンベンション/カンファレンスなど国際会議に対応できるビジネス支援施設、宿泊施設といった機能が盛り込まれる。

品川開発プロジェクト(第I期)の方針

1. 世界につながり、地域をつなぐ、エキマチ一体の都市基盤形成
(1)国際ビジネス交流拠点の顔となる、新駅前の重層的な広場の整備
(2)駅と街全体を一体的につなぐ交流空間の創出
(3)芝浦港南地区や高輪地区など周辺地域とつながる基盤整備
2. 国際ビジネス交流拠点にふさわしい多様な都市機能の導入
(1)文化・ビジネスの創造に向けた、育成・交流・発信機能の整備
(2)外国人のニーズにも対応した、多様な居住滞在機能の整備
3. 防災対応力強化とC40が掲げる先導的な環境都市づくり
(1)地域の防災対応力強化とエネルギーネットワーク構築
(2)未利用エネルギーの有効活用と環境負荷低減

Webサイト:JR東日本「都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)の概要」(PDF)

世界と地域を結ぶエキマチ一体の都市基盤形成を目指す品川開発プロジェクト
第I期では都市再生特別地区を北から1/2/3/4街区に分けて住居、文化創造施設、医療など生活支援施設、コンベンション/カンファレンスなどビジネス支援施設、宿泊施設といった機能が盛り込まれる
品川新駅(仮称)歩行者広場のイメージ
品川開発プロジェクトエリアにおけるデッキレベルの歩行者通路のイメージ