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京急、トヨタ自動車を共同事業者に品川駅西口の開発推進。トヨタが敷地の一部をオフィスに活用

2020年4月6日 発表

京急は、品川駅西口地区の開発計画に、トヨタ自動車を共同事業者として迎えることを発表した。画像は京急が計画している複合施設のイメージパース

 京急(京浜急行電鉄)は4月6日、品川駅西口の現SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)の敷地を活用した開発に、トヨタ自動車を共同事業者として迎えることで、協定を締結したことを発表した。

 京急は「品川の顔となるまちづくり」「沿線にシナジー効果を波及させるまちづくり」「交通結節点を活かした新たな交流を生み出すまちづくり」を開発ビジョンに品川駅周辺の開発事業を推進。西口地区では、約2万5000m 2 のシナガワグース敷地を活用し、複合施設に、国内外のグローバル企業や国際水準の会議やホテルを誘致することを想定したまちづくりを目指している。

 今回のトヨタ自動車との協定では、敷地の一部をトヨタに譲渡し、両社が共同で当該施設の開発を推進するとともに、トヨタが当該施設の一部をオフィスとして活用することで合意しているという。

 京急は、トヨタとともにさらなる国際化が期待される羽田空港に至近、かつリニア中央新幹線で名古屋と結ばれる品川駅前のポテンシャルを最大限活用するため、品川駅西口地区のまちづくりを推進し、開発ビジョンのさらなる具体化、実現化を目指すとともに、トヨタとの連携を深めて沿線の活性化や相互の発展に資する取り組みなども検討していく考えを示している。

 また、京急グループは「品川・羽田を玄関口として国内外の多くの人々が集う,豊かな沿線を実現する」ことを長期ビジョンに掲げており、2021年度からの次期中期経営計画でも、その達成に向け着実に推進していくとしている。。

京急による品川駅西口開発の位置図
京急による品川駅周辺開発のビジョン