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国交省と関東13都市、地域の歴史的魅力を伝える「歴まちカード」作成。8月23日から無料配布

2018年8月9日 発表

2018年8月23日 配布開始

国土交通省 関東地方整備局と、歴まち認定都市13市町が「歴まちカード」を8月23日から無料配布する

 国土交通省 関東地方整備局と関東甲信地方の13市町は8月9日、「歴史まちづくり法」制定10周年を機に、歴まち認定都市の魅力をPRする「歴まちカード」を作成し、8月23日から各都市で配布を開始することを発表した。

 歴史まちづくり法の愛称で呼ばれる「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律」は、歴史的風致(地域固有の歴史や伝統を反映した活動や、歴史上価値の高い建造物、それらと一体化して形成された市街環境など)の維持、向上を図る目的で、平成20年(2008年)法律第40号として公布され、同年11月4日に施行されたもの。

 文部科学省、農林水産省、国土交通省の共管により、歴史的風致の維持向上に取り組む市町村が策定する「歴史的風致の維持及び向上に関する計画」を認定し、その取り組みを支援。歴まち認定都市とは、この認定を受けた都市を指す。2018年8月時点、関東甲信地方では以下の13市町が認定されている(認定日順)。

茨城県:桜川市、水戸市
群馬県:甘楽郡甘楽町、桐生市
埼玉県:川越市
神奈川県:小田原市、鎌倉市
山梨県:甲州市
長野県:諏訪郡下諏訪町、松本市、東御市、長野市、千曲市

 国交省 関東地方整備局と上記13市町が作成する「歴まちカード」は、各都市の歴史、伝統、活動などを写真で紹介することで、地域固有の歴史的、文化的資産の魅力を発信するとともに、現地を訪問するきっかけにしてもらうことを目的とするもの。

 カードは13市町が各1種類を作成。表面に歴まち認定都市の象徴的な風景写真、裏面に歴史まちづくり情報を記載している。配布は無料(1人1枚)。各市町が定める配布場所での手渡しのみで郵送などはしない。配布場所は国交省 関東地方整備局Webサイトの「歴まちカード配布場所一覧」を参照されたい。

歴まちカード配布の案内
歴まちカードの概要