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ジャルパック、2018年度下期商品説明会。「若者に世界を見てほしい」と江利川新社長

「パッケージならではのストレスフリー」商品を提供

2018年7月24日 実施

ジャルパックが2018年度下期の海外/国内旅行商品の説明を行なった

 ジャルパックは7月24日、都内で会見を開き、2018年度下期の海外/国内旅行商品の説明を行なった。

 会見では6月13日に代表取締役社長に就任した江利川宗光氏が登壇。江利川氏はJAL(日本航空)で人事や販売などを歴任したのち、2013年から5年間は中国地区総代表として北京に駐在しており、「旅行業は今回が初めて。変化と競争の激しい業界の荒波のなか、緊張感とやりがいを感じている」とあいさつ。

 また、新社長としての抱負を「変革と発展をリードする」「地方創生、世界との交流に貢献する」「社員が常にグローバルな視野と多様性を持ち、創造性を発揮する」の3点として、「中国で業界の変化の激しさを見てきた。日本も例外ではなく、常に挑戦していく企業でありたい」と展望を語った。

 特に日本からのアウトバウンドについては、訪日旅客の取り込みも積極的に行なうが、双方向であることが望ましいとして、「もっと若い方を中心に世界に飛び出してほしい。日本の若い人たちには世界を見てほしい」という。また、中国での駐在経験から「相手を知ることは平和につながる」との認識を述べ、「旅行業は崇高なミッション」と締めくくった。

 続いて2018年度上期の概要に言及し、海外商品は前年比97%(9万7000人)、国内商品は同103%(77万7000人)の見込みになると説明。下期計画は海外が同112%(10万2000人)、国内が同100%(77万3000人)に設定しているという。

 海外全体では、FIT(海外個人旅行)化の進行や為替の影響、燃油の高騰でパッケージツアーがやや低調となり、特にハワイはキラウエア火山の噴火の影響も受けているという。一方で、北朝鮮情勢の変化でグアム(ミクロネシア)や韓国は好転しているとのこと。国内商品は前年を上回ったが、インバウンドの増加とLCCの需要拡大で仕入れが厳しくなると見込んでおり、早期予約施策を強化して対応するという。

株式会社ジャルパック 代表取締役社長 江利川宗光氏
ジャルパック2018年度上期の取り扱い人数見込みと、下期の計画

 海外商品の説明は海外業務部 部長の伊東和夫氏が引き継ぎ、FIT化するマーケットへの対策として、「ストレスなく旅できること」をパッケージ商品の強みとして打ち出していく、とした。

 例えば重点商品のハワイでは、サポートサービスへの直通電話機能を持つスマホ型Wi-Fiルーター「Rainbow Wi-Fi」の無料レンタル(1部屋1台)、オアフ島全エリアへの片道移動に使える「レインボータクシー」のクーポン、早期予約でホテル内レストランでの毎朝食や部屋のアップグレードを行なう「早決120/90/60」などを引き続き実施。

 新たに、成田/関空(大阪)/セントレア(中部)の各空港周辺での駐車場料金の無料化サービスを追加。成田で6日間駐車した場合は9720円相当が無料になるとのことで、子供連れや荷物の多いファミリー層の空港までのアクセスの負担を軽減する。もう1点、ファミリー層へ向けた施策として、12歳未満の子供にチケット類などを収納できる飛行機形ネックストラップを現地でプレゼントする。

 なお、ANA(全日本空輸)のエアバス A380型機の就航が2019年春に控えていることについては、「大型機材就航にひるむことなく顧客を取り込みたい」と前向きな姿勢を示した。

株式会社ジャルパック 海外業務部 部長 伊東和夫氏

 一方、国内商品は取締役執行役員 国内企画商品事業本部長 兼 国内業務部長の谷吉一宏氏が説明。2018年度上期で約78万人の取り扱い人数のうち、30%を超える25万3000人が関東に集中しており、やはりJALがオフィシャルスポンサーを務める東京ディズニーリゾートの商品が強いという。

 特に2018年は東京ディズニーリゾートが開業35周年を迎えて年間イベントを実施しており、下期はジャルパックならではの商品や貸し切りパーティへの招待、ジャルパック商品だけの指定鑑賞エリアへの案内などで競合と差を付けていく。

 北海道方面では年末年始のスキー需要を先取りし、従来10月~11月から販売していたツアーをすでに販売しており、12月21日から1月6日までの期間、ルスツ・フラノ・トマム・キロロの4つのリゾートから選べるプランを用意した。

 また、上期から順調というダイナミックパッケージ(航空券と宿泊がセットになったプラン)では、引き続き早期予約で追加マイルを付与するプランを設定しており、120日前までの予約で1200マイル、90日前なら900マイルを追加で付与する。

株式会社ジャルパック 取締役執行役員 国内企画商品事業本部長 兼 国内業務部長 谷吉一宏氏