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関西国際空港、国際線保安検査場の予測待ち時間を表示。館内ディスプレイとWebサイトで情報提供

2018年5月18日 開始

関西国際空港が、国際線4階出発口の混雑状況、予測待ち時間の表示を開始

 関西エアポートは5月18日、関空(関西国際空港)第1ターミナル4階の国際線出発口の混雑状況に基づく予測待ち時間の表示を開始した。第1ターミナル4階 国際線出発フロアに設置したディスプレイやWebサイトで情報提供する。

 空港利用者の手続きをスムースにすることで効率的なサービス提供を目指す「ファストトラベル」を促進するための取り組みで、航空業界の情報通信ソリューションを提供しているSITAや、人流計測システムの大手プロバイダであるXovisと共同で導入を進めたもの。より空いている保安検査場を事前に知らせることで、出発口の人流平準化を図る。

 各所に設置されたセンサーが列に並ぶ人数を認識、人数をカウントし、保安検査場の使用レーン数などを考慮したうえで「保安検査場前の待ち行列最後尾から出国審査場を通過するまでの待ち時間」を算出、表示するPFM(Passenger Flow Management)システムを活用。結果は、待ち時間に応じて「Not Busy(0~10分)」「Less Busy(10~20分)」「Busy(20~40分)」「Very Busy(40分以上)」の4段階で示す。

混雑状況(予測待ち時間)を4段階で表示。「青:Not Busy(0~10分)」「緑:Less Busy(10~20分)」「オレンジ:Busy(20~40分)」「赤:Very Busy(40分以上)」を意味する

 情報の表示を行なうディスプレイは、第1ターミナル4階の国際線出発フロアに80インチまたは55インチのディスプレイを13台設置。チェックインカウンターの出発口寄りの場所や、保安検査場入り口に設置している。

 また、関空のWebサイトでも同様の情報を表示。PCやスマホから確認できる。

4カ所の出発口付近や、チェックインカウンターの近くに情報表示を行なうディスプレイを設置している
ディスプレイの設置場所
「Less Busy(10~20分)」と表示された出発口2の様子。それほどの長さではないが、「Not Busy」の出発口より長い列ができていた
Webサイトでも同様の情報を提供。もちろんスマホでも確認できる