ニュース
日本トランスオーシャン航空、安室奈美恵とのタイアップ機「AMURO JET」除幕式
JTA女性社員が中心になり実現。9月下旬まで運航
2018年5月14日 20:38
- 2018年5月14日 就航
JTA(日本トランスオーシャン航空)は5月14日、沖縄県出身の人気歌手・安室奈美恵さんとのタイアップによる特別塗装機「AMURO JET」の運航を開始した。
初便であるJTA058便那覇(15時10分)発~福岡(16時55分)着の出発に先立ち、那覇空港内JTAメンテナンスセンターにおいて除幕式が行なわれた。メンテナンスセンター内には、鮮やかな幕で機体後方が覆われたボーイング 737-800型機(登録記号:JA07RK)が駐機していた。
除幕式の開始時刻が迫ると、機体の前に揃いのTシャツを着たJTAの女性社員たちが整列。胸には「Thanks Namie AMURO JET」とプリントされている。
10時30分になると除幕式がスタート。司会を務めたのは販売推進部の大城早希氏。開会宣言に続き、AMURO JETについての趣旨説明を行なった。
大城氏は、「2017年9月の安室奈美恵さんの引退発表に衝撃を受けた社員たちの発案でスタートしました。安室さんの活躍は、私たち県民にたくさんの元気と自信を与えてくれました。今度は私たちから、安室さんの引退までの時間を少しでも盛り上げたいと考え提案したところ、ご快諾いただくことができました。そこで『アムラー』女性社員17名からなるチーム『Project A』を発足し、今回の実現にいたることができました」と説明した。
続いて、チームとりまとめ役を担った販売推進部・江口有希氏があいさつを行なった。「安室ちゃんは、見た目のかわいさはもちろん内面の強さも好きなところです。生き方がカッコよく、私も前を向いて生きていける強い女性になりたいと思わせてくれます。2017年9月の引退宣言を受けて、感謝の気持ちを込めて最後まで全力で応援したいと思い、30代中心のアムラー社員に呼び掛けてプロジェクトがスタートしました。各部門から参加した社員一人一人の思いが形になりました。
機内ではビデオプログラムの上映や、私たちがベストアルバムから選曲した安室ナンバーのオーディオプログラムも予定しています。10代、20代、30代と、いろんな場面でたくさんパワーをもらった曲たちです。AMURO JETを早く皆さんに見ていただきたい思いでいっぱいです」と、熱い思いを語った。
また、プロジェクトの整備計画担当メンバーである玉城李奈氏は、「大好きな安室ちゃんのため、整備メンバー一丸となって取り組みました。スケジュールはギリギリでしたが、ようやく完成して皆さまに見ていただくことができました」とあいさつ。そして「安室ちゃん、大好きです!」と、安室奈美恵さんに届けとばかりに大きな声で締めくくった。
続いてJTA 代表取締役社長の丸川潔氏が「社員一人一人の思いのたけを受け取りました。昨年創立50周年を迎え、これまで育ててくれた地元の皆さま、多くのお客さまへ、感謝を伝えること、発信することの手応えを確信してきました。社員が発議し、実現することの大切さ。このProject Aも大切な一幕です。沖縄を代表するグレートなアーティストの引退を受け、今度は我々が安室ちゃんを応援したい。実現に向け、ご尽力いただいた各所の皆さまへの感謝申し上げます」とあいさつした。
幕の前に丸川社長を中心にプロジェクトメンバーとCA(客室乗務員)がスタンバイ。合図とともに除幕が行なわれ、青空をバックに微笑む安室奈美恵さんが姿を現わした。
機体の前にセレモニーに参加したJTA社員が集合し、記念撮影。また最後には機体に向かい、玉城李奈氏が音頭を取って「安室ちゃん、大好き!」をコールした。
セレモニー後の写真撮影では機内の紹介も。AMURO JET限定のオリジナルヘッドレストカバーが用意されている。
AMURO JETの運航は、5月14日から9月下旬までの約4カ月間を予定している。737-300型機が就航する路線(羽田~久米島/宮古/石垣線、那覇~セントレア/関空/福岡/久米島/宮古/石垣線)に投入し、当日および翌日分の運航スケジュールは特設サイトにて告知する。また同Webサイトでは、座席と機体デザインの位置関係も掲載されている。
AMURO JETの機内サービスは、オリジナルヘッドレストカバーは運航初日の5月14日よりスタート。5月下旬からはオリジナルポストカードの配布、7月1日からは安室奈美恵さん特集としてビデオプログラム、オーディオプログラムがスタートする予定となっている。また「AMURO JET」モデルプレーンの販売も予定されている。