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国交省、日高道 日高門別IC~日高厚賀ICを4月21日16時に開通。札幌/新千歳などと日高地方を結ぶ無料道路が延伸

桜シーズン目前の静内などへのアクセス向上

2018年4月21日16時 開通

日高自動車道(E63)の日高門別IC~日高厚賀ICが4月21日16時に開通

 国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部は、日高自動車道(E63)日高門別IC(インターチェンジ)~日高厚賀IC間の延長約14.2kmを、4月21日16時に開通する。

 日高道は、北海道縦貫自動車道 道央自動車道(E5)苫小牧東ICから分岐し、浦河町までを結ぶ約120kmの高規格幹線道路で、これまでに日高門別ICまでが開通。4月21日に日高厚賀ICまで1区間延伸することになる。日高道は苫小牧東IC~沼ノ端西ICが有料区間となっているが、今回開通区間含め、沼ノ端西IC以南は無料で通行できる。

 なお、日高門別ICは苫小牧東方面との出入りのみが可能なハーフICとなっている。そのため、日高門別ICから進入して日高厚賀IC方面へ通行することはできず、今回開通区間については本線からのみ通行ができるほか、逆方向についても日高厚賀ICから進入して日高門別ICで降りることはできない。

 日高道の延伸により、夏期にも涼しいという地理的特性を活かして浦河町や様似町で行なわれている“夏いちご”を、日高道~道央道を利用して新千歳空港から道外へ出荷する物流面や、救急搬送の速達/確実性、日高地域の農業産出額の約5割を占める競走馬の輸送を信号のない道路で安全に輸送できるようになるなど、地域の生活を支えるものとなる。

 また、2017年には15万人以上が訪れた「しずない桜まつり」が5月1日~6日に開かれるなど、北海道はこれから桜シーズンが本格化。日高地域では訪日外国人を含む観光入込客数が増加傾向にあることから、アクセス向上に伴うさらなる観光入込客数、交流人口の増加にも期待がかけられている。

日高門別ICは道央道/苫小牧東IC方面へのハーフICとなる点に注意を要する
今回開通区間のリーフレット
観光入込客数増加にも期待がかかる