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「空育 第1回JAL折り紙ヒコーキ全国大会」に向けた福岡地区予選開催
滞空時間の長い「スカイキング」の折り方を子供たちにレクチャー
2018年2月2日 18:54
- 2018年1月27日 開催
JAL(日本航空)は、社会活動の一環として2007年から折り紙ヒコーキ協会協力のもと、折り紙ヒコーキ教室を開催しているが、2018年3月18日に「空育 第1回JAL折り紙ヒコーキ全国大会」が開催されるにあたり、福岡地区予選を1月27日に開催した。
予選は小学生以下の部、一般の部(中学生以上)の2クラスに分かれ、滞空時間の長さを競い、各部から1名ずつが福岡代表として全国大会に出場する。会場となった福岡市早良区にある西南学院小学校の体育館には、親子連れなど幅広い年齢層の参加者が集まり、小学生以下の部に68名、一般の部に41名の計109名が参加した。
会場では、折り紙ヒコーキ協会が認定する「折り紙ヒコーキ指導員」資格を持つJALグループのスタッフが、よく飛ぶ紙ヒコーキの折り方や飛ばし方を指導、競技に関する測定や審査をサポート。福岡空港所属の折り紙ヒコーキ認定指導員が、折り方の説明をスタート。多くの子供たちが熱心に聞き入っていた。
開会式でJAL コミュニケーション本部 コーポレートブランド推進部の小倉真吾氏は、「今日、受付でお配りした専用の用紙で競技を行なっていただきます。これが大会共通の用紙となります。
投げるときに『足を上げてはいけない』というルールがあります。片足が離れていたり、ジャンプしてしまったりすると記録ナシとなってしまいますので、気を付けてください。
また体育館ですので、壁にあたることがありますが、そこから地面に落ちるまでが計測時間となります。同様に人に当たっても同じです。だいたい10秒くらいを目指していただけると全国大会が見えてくるかと思いますので、皆さんがんばってください」とルールなどを説明した。
滞空時間が長い「スカイキング」の折り方
続いて、折り紙ヒコーキ正指導員の資格を持つJALカーゴサービス九州の津田雅章氏が、紙ヒコーキの折り方をレクチャー。「今日はスカイキングという形を折っていきます。翼の大きい形なので対空時間が稼げます。まず、紙にあまり触らないようにしてください。手の脂で紙が重くなっていきます」と、順を追って折っていく。
スカイキングは主翼の大きさが特徴的な紙ヒコーキ。真上に向かって投げるとユッタリと滑空することで、滞空時間が長くなる形ということで、今回の予選会で選ばれた。
グループに分かれて競技開始
折り方のレクチャーが終わり、休憩時間を挟んでいよいよ予選開始。4つのグループに分かれて、参加者は思い切り天井に向かって紙ヒコーキを飛ばし始める。2回のチャンスのうち、よい方のタイムが記録となる。参加者に向かってグループからカウントダウンのかけ声をかける場面もあり、一番盛り上がったグループには「応援賞」も用意された。
小学生以下と一般の部に分かれてはいるが、競技は体育館内を入り混じっての投てきとなっており、たくさんの紙ヒコーキがゆったりと飛行し、あちこちで歓声が上がった。
すべての参加者の投てきが終わり、集計結果が出るまでの間、津田氏によるスペースシャトル紙ヒコーキのデモフライトが披露された。全長30cm以上にもなる大きな紙ヒコーキは、ゆったりとしたフライトで子供たちの視線を集めた。
結果発表の時間となり、小学生以下の部は7.32秒を記録した久留米市の嶋田匠真さん(10歳)、一般の部は12.63秒を記録した佐賀市の中原茂樹さん(65歳)が、東京での全国大会に進むことになった。
3月18日に行なわれる全国大会は、東京の大田区総合体育館で行なわれる。全国各地の予選を勝ち抜いて招待される参加者には、JAL SKY MUSEUMの見学などの特典も用意されている。
このJAL折り紙ヒコーキ全国大会は、来年以降も継続して行なわれるとのことなので、JALの空育のWebサイトをチェックしてみてほしい。