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Hotels.comのアジアパシフィック担当者が来日会見。「10泊で1泊無料」や「友人紹介で6000円引き」などアピール
日本オリジナルのブランドキャラクター犬「ナンパグ」が海外進出
2018年1月22日 12:27
- 2018年1月19日 開催
オンラインホテル予約サイトのHotels.comは都内で会見を開き、アジアパシフィックエリアのジェネラルマネージャーを務めるネルソン・アレン氏が、同ブランドについて説明した。
また、2017年4月に日本エリアの代表に就任した井尻岳人氏が、日本市場の状況と2018年に向けた取り組みを紹介した。
2017年には1日で100万軒の宿泊予約数を達成
ネルソン・アレン氏はまず、「Hotels.comのミッションは、お客さまに最高の宿泊予約サービスを提供することにある」と語った。Hotels.comは200以上の国と地域で、50万軒以上の宿泊施設を予約可能な在庫として用意している。このスケールメリットが、ユーザーが利用しやすい、競争力のある宿泊料金を実現しているという。その規模感について一例として、2017年にはグループで1日で100万軒の宿泊予約数を達成したことを紹介した。
Hotels.comのWebサイトは90以上の国と地域で運営され、41の言語に対応。モバイルアプリも2016年の終わりにはダウンロード数が世界で6000万を突破。また、会員限定の割安な料金設定である「シークレットプライス」が、予約可能な在庫となる宿泊施設のうち約5軒に1軒で設定されている。
2008年にスタートした、10泊すると1泊分が無料になるロイヤリティプログラムについては、会員数は2700万人を超え、27万5000軒以上のホテルでポイントを貯めることができる。もともとは日本独自のブランドキャラクター犬だった「ナンパグ」は、好評のため4カ国でマスコットキャラクターになっているとのこと。アレン氏も「あと2ポイントで10泊貯まるので楽しみだ」と笑顔で語った。
合わせてインセンティブプログラム「お友だち紹介キャンペーン」を3月11日まで実施することを紹介。Hotels.comの会員がメールやFacebookを使い、まだ会員ではない友人にキャンペーンの専用リンクを送ると、その友人にはHotels.comの初回予約で使える6000円相当のクーポンがプレゼントされるというもの。
さらにその友人が予約したホテルでの宿泊を完了すると、専用リンクを送った会員本人も6000円相当のクーポンがもらえる。キャンペーンはすでに始まっており、18歳以上の日本在住の会員であれば誰でも参加できる。
2018年は日本市場にさらに注力
続いてマイクを握ったHotels.com 日本代表の井尻岳人氏が、Hotels.comの日本市場での展開について説明した。
Hotels.comは2008年に日本に本格参入し、2018年は10周年となる。日本の旅行市場においてOTA(Online Travel Agent)は成長を続けており、特にスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からの利用者が増えていることや、日本人による国内旅行は9割を超えることから、日本市場にさらに注力して、ゴールデンルートや主要都市以外も含めてビジネスを拡大させていきたいとした。
また、Hotels.comにおける都市別の検索ランキングも紹介された。関東、関西、北海道、九州などが人気が高い。九州は震災の影響で一時落ち込んでいたものが大きく戻ってきている。
これまでHotels.comは世界市場のなかでの日本の各都市という捉え方で取り組んできたが、2018年はさらに日本の地方都市も含めた「日本市場」にしっかりと注力していきたいとした。
そのほか将来的には例えばSNSのHotels.comのチャンネルでのユーザーサポートなど、AI(人工知能)やVR(バーチャルリアリティ)を使った顧客体験を提供していくことも考えているそうだ。