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ジェットスター、成田~宮崎線就航記念「チキン南蛮価格に挑戦!セール」。片道871円で9月21日18時発売

12月21日就航。宮崎県庁で知事・市長とともに会見

2017年9月20日 開催

2017年12月21日 就航

ジェットスター・ジャパンは記者会見を開き、12月21日に就航する成田~宮崎線について説明した

 ジェットスター・ジャパンが12月21日に成田~宮崎線を就航するのは既報のとおりだが、9月20日に宮崎県庁で宮崎県知事、宮崎市長とともに記者会見を開き、この新規路線や記念キャンペーンについて説明した。

 会見の冒頭ではまず、ジェットスター・ジャパン 代表取締役社長の片岡優氏がマイクを握った。

記者会見は宮崎県庁で開かれた
左から、宮崎県知事 河野俊嗣氏、ジェットスター・ジャパン株式会社 代表取締役社長 片岡優氏、宮崎市長 戸敷正氏
ジェットスター・ジャパン株式会社 代表取締役社長 片岡優氏

「本日は、河野俊嗣宮崎県知事、戸敷正宮崎市長にご同席いただき、成田~宮崎線就航の発表をさせていだくことを大変うれしく思います。今回の宮崎線就航によって、国内線では12都市目、成田からは10路線目。国内線では約2年半ぶりの通算17路線目となります」と切り出し、運航スケジュールや運賃について説明した。

 宮崎空港振興協議会が宮崎県民を対象に実施した調査によると、LCCによる成田~宮崎線の就航を、約67%が希望していることが分かったそうで、それを受けて宮崎県とジェットスター・ジャパンが協議を重ね、この就航につながったとのこと。

ジェットスター・ジャパンが12月21日に就航する成田~宮崎線

GK633便:成田(11時30分)発~宮崎(13時40分)着、毎日運航
GK634便:宮崎(14時20分)発~成田(16時00分)着、毎日運航 ※木曜は14時15分発~15時55分着

 成田~宮崎線は毎日1往復運航で、運賃は片道5990円から。9月21日14時から発売する。また、新規就航を記念して「チキン南蛮価格に挑戦!セール」を実施することも合わせて発表した。限定871席で、成田~宮崎線を片道871円(Starter)で販売する。

ジェットスター・ジャパン「チキン南蛮価格に挑戦!セール」

対象路線:成田~宮崎線
セール期間:2017年9月21日18時~25日10時 ※限定871席。完売次第終了
対象搭乗期間:2017年12月21日~2018年3月1日
料金:871円(エコノミークラスのStarter利用時の片道運賃)

片岡社長が成田~宮崎線について説明した
成田~宮崎線は1日1往復。運賃は5990円から
片道871円の「チキン南蛮価格に挑戦!セール」を9月21日18時から実施する。871円は全国のチキン南蛮の平均価格とのこと
宮崎県知事 河野俊嗣氏

 続いて挨拶した宮崎県知事の河野俊嗣氏は、「ジェットスターさまには、県民待望の成田線を就航していただきまして、大変うれしく思います。あらためて感謝申し上げます。宮崎県民は日本人のなかでパスポート所持率が低く、この成田線ができたことにより、もっと海外旅行に出かけていただけることを期待しております。また首都圏や海外からの観光客が、より増えることに向けて、受け入れ体制を整えていきたい」とコメントした。

宮崎市長 戸敷正氏

 宮崎市長の戸敷正氏は、「2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてキャンプ地の誘致が進む宮崎市にとって、ジェットスターさまの成田線は大きな後押しとなり、大変ありがたく思います。

 海外から成田空港を経て、さらに宮崎に来ていただくケースも増えるかと思いますので、魅力をきちんと伝えていきたい。また、宮崎市としても搭乗率を押し上げるお力添えができればと思います」と話した。

取材に応える片岡社長

 会見の最後に、片岡社長は囲み取材に応えた。「首都圏から各地への利用客数のトップ10に宮崎線がランクインしていました。しかしジェットスターには宮崎線がありませんでした。宮崎県さまからのご要望もあり、協議・検討を重ねた結果、このタイミングとなりました。

 潜在的需要も掘り起こせると確信があり、観光需要が十分に見込めると。かつ海外からのインバウンドも期待できる路線です。宮崎県と首都圏の人的交流や、都内在住の県出身者も多いと思いますので、そういった方に利用していただきたいです。

 2017年度中に機材も2機増えて合計23機で運航していく予定ですが、まだ既存路線の便数を増やすのか、新規路線を検討していくのか、という判断はそのときの情勢によるところが大きいのでなんとも言えません。2019年度にはさらに増機して、28機体制となります。機種の選定も確実にこれとは決めていない状況です。

 一時期、少子化や旅行離れで国内で航空機の利用が減っていましたが、LCCが就航すると空港利用が20%ほど増えていることが分かりました。

 それは愛媛、高松、鹿児島、大分など地方空港で顕著です。かといってフルサービスキャリアとのバッティングもなく、LCCが需要を作り出していると思います。自分たちが描いた成功モデルが、きちんと実現していると実感しています」と語った。