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京成電鉄、3代目スカイライナーの乗客2500万人達成。AKB48の武藤十夢・小麟姉妹も駆けつけた記念式典
2017年11月1日 19:27
- 2017年11月1日 開催
京成電鉄は、2010年7月17日の成田スカイアクセス開業とともに運行を開始した3代目京成スカイライナーの利用客が11月1日に2500万人を達成したことを記念して、成田空港駅5番線ホームにおいて記念式典を開催。
京成電鉄や来賓からの挨拶があったほか、2500万人目の乗客にAKB48の武藤十夢(とむ)さんと妹の武藤小麟(おりん)さんから花束と記念品が贈呈された。
3代目京成スカイライナーは京成上野駅~日暮里駅~空港第2ビル駅~成田空港駅を結び、1日59本(上り30本、下り29本)を20分~60分間隔で運行している。最高速度160km/hは日本の在来線では最速であり、日暮里駅~空港第2ビル駅間の所要時間は最短36分。
3代目京成スカイライナーの利用客は、2013年12月19日に1000万人、2015年5月20日に1500万人、2016年9月13日に2000万人を達成。2000万人から11月1日の2500万人までは約1年2カ月と過去最速のペースとなった。
記念式典では京成電鉄 常務取締役 鉄道本部長の室谷正裕氏が登壇し、2500万人達成と、式典出席者、関係者への感謝を述べたあと、2019年のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けてインバウンドがさらに増えるなか、「日本のゲートウェイである成田空港と都心を結ぶ京成電鉄は、2500万人に満足せずさらなる高みを目指し、いっそうの安全性、快適性の向上に全社を挙げて取り組んでいきたい」と語った。
また、10月28日に上下線で各1本の増発を行なったこと、車内の車椅子用スペースの増設、ホームドア設置などの取り組みを紹介し、「1人でも多くのお客さまにスカイライナーをご利用いただき、ご満足いただき、日本のおもてなしの一翼も担っていきたいと考えております」と話し、挨拶を終えた。
来賓の成田市 副市長の吉田昭二氏は2500万人達成へのお祝いを述べたあと、2010年の開業当時、成田空港への用事はないのにスカイライナーに乗り「夢のような新しい輸送機関ができたと思いました」と当時を振り返った。
また、2000万人達成式典でも自分が挨拶したことに触れ、この利用者数の順調な伸びはスカイライナーの快適性、快速性、利便性によるものだと語った。
「2019年、2020年のビッグイベントに向けて、日本の観光立国、インバウンド4000万人、6000万人の目標に向けてスカイライナーの意義、役割がさらに大切になってくると思います」と述べて、祝辞を終えた。
続いてNAA(成田国際空港)常務取締役の濱田達也氏は、スカイライナーと成田空港の利用者へ感謝を述べたあと、日本政府が2020年に4000万人、2030年に6000万人という訪日外国人数の目標を掲げるなか、2017年は9月の段階で2119万人と、過去最速のペースで推移していること、成田空港が1978年の開港以来10億人の利用者を達成したことを紹介。
海外110都市、国内17都市と結ばれる成田空港にとってスカイライナーは、「成田と都心を結ぶ大動脈」であり、「成田空港が進化を続けるなかで、成長の一翼を担ってくれている」と信頼を示した。
続いて紹介されたのは、2500万人目の乗客となったアラン・デルフォッセさん。スイス出身で都内在住のデルフォッセさんは、故郷のスイス、そしてハンガリーを巡る旅からの帰りに成田空港駅でスカイライナー2500万人目の乗客となった。
デルフォッセさんにはAKB48の武藤十夢さんから花束が、妹の武藤小麟さんから記念品が贈呈された。感想を求められてデルフォッセさんは、「こんなに素晴らしいスカイライナーの2500万人目の乗客になったことが信じられない。長旅だったせいもあって夢のよう。ここにいられることに興奮しています」と話した。
デルフォッセさんは、成田空港駅を10時38分に出発するスカイライナー10号に乗車。来賓や武藤十夢さん、武藤小麟さんに見送られて東京へ向かった。
記念式典の最後に武藤十夢さん、武藤小麟さんから「スカイライナー2500万人達成記念#ハッシュタグキャンペーン」が紹介された。駅にある武藤十夢さん、武藤小麟さんの等身大パネルと一緒に写真を撮り、ハッシュタグ「#スカイライナー2500」を付けてTwitterやInstagramから投稿するとプレゼントがもらえるというもの。また、スカイライナー10号の乗客全員には、記念品として京成電鉄オリジナルノベルティグッズ(ペンスタンド、ミニノート、鉛筆)がプレゼントされた。