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プリンセス・クルーズ、2017年の新プロジェクトで萬田久子さん、田中雅美さん、佐伯チズさんらをアンバサダーに任命

最大35%割引や、3~4人目が無料になるキャンペーンなども発表

2016年12月1日 発表

プリンセス・クルーズは、スポーツコメンテーターの田中雅美さん、食空間プロデューサー/ワインエキスパートの山本侑貴子さん、女優の萬田久子さん、エッセイスト/翻訳家の伊藤緋紗子さん、美容・生活アドバイザーの佐伯チズさんを、新プロジェクトのアンバサダーに任命した

 17隻の大型客船を世界規模で運航するプリンセス・クルーズ(カーニバル・ジャパン)は12月1日、東京都港区にある六本木ヒルズクラブで発表会を開き、女優の萬田久子さんら5名を新プロジェクト「5年目のプリンセス、5つのストーリー」のアンバサダーとして起用することと、割安な料金などを設定した2017年日本発着クルーズのパンフレット第2弾の内容について発表した。

発表会前にはプリンセス・クルーズで運航される客船「ダイヤモンド・プリンセス」のイメージ映像が流された

2017年度は供給数約7万6000名を見込む

株式会社カーニバル・ジャパン 代表取締役社長 堀川悟氏

 まずカーニバル・ジャパンの代表取締役社長である堀川悟氏が登壇し、プリンセス・クルーズが日本発着クルーズで運航している客船「ダイヤモンド・プリンセス」が、2004年に三菱重工業の長崎造船所で建造されたこと。そして2014年の日本発着クルーズ就航に合わせ、大規模改装を行ない、日本式大浴場「泉の湯」「ハンドシャワー」、さらに寿司レストラン「海(Kai)寿司」」などを備え、日本人向けの仕様であることを紹介した。

 プリンセス・クルーズは2013年度から日本発着クルーズを開始し、毎年順調に供給数を増やしており、2013年度は約1万8000名だったものが、2017年度には約7万6000名という数値が見えているとした。これは、ダイヤモンド・プリンセスの日本就航の日数を増やすことによるものだという。

 2016年度を振り返り、仕事で忙しい現役世代に人気の高いショートクルーズをゴールデンウィークと夏休みに提供してとても好評だったこと、台湾・沖縄クルーズが好調だったこと、ホテルや移動手段の確保が難しい有名な日本の夏祭りや、花火大会の鑑賞を組み入れたコースの人気がとても高かったことなどが語られた。

プリンセス・クルーズで運航される客船「ダイヤモンド・プリンセス」
日本発着クルーズにおける供給数は2013年度は1万8198人だったが、2017年度には7万5768人を見込んでいる
2016年度は日本の有名なお祭りや花火を観覧するものや、沖縄/台湾方面のクルーズが人気だった

 2017年度については、新造船のマジェスティック・プリンセスが加わり、プリンセス・クルーズは18隻体制で運航することを紹介。すでに予約受付が始まっている2017年度のコースは、石垣島や敦賀などを新たに加えた29の寄港地、6カ国を巡り、そして6日~16日間のコースバリエーションをもたせ、ビギナーにもリピーターにも訴求力のあるコースを設定していると説明。予約申し込みはとても好調で、前年度同期比プラス27%で推移していると話した。特に桜の季節に設定されている花見クルーズはすでに完売。沖縄やお祭りを組み込んだコースもやはり人気とのことだ。

2017年度のコースでは、ビギナーにもリピーターにも訴求力のあるコースを設定しているという
2017年度の予約状況は、前年同期比プラス27%で推移し、好調とのこと
2017年度の第2弾となるパンフレット

 2017年は運航日数を増やすため、キャンペーンを前期と後期に分けて展開するという。前期運航コースでは、内側客室のクルーズ代金を最大35%値下げするキャンペーン価格を設定、また海側客室やそれ以上のグレードでは「ちょっと贅沢 OBCキャンペーン」を実施する。これは乗船中、食事やサービスの利用など船内で使えるオンボード・クレジット(OBC)を150ドル分プレゼントするというもの。

前期運航コースでは、内側客室のクルーズ代金を最大35%値下げするキャンペーン価格などを用意

 後期運航コースでは、2017年3月31日までに2017年8月20日~11月10日出発分を早期予約した場合、最大2万円割引になる特典を設定。また、ジュニア・スイート、プレミアム・ジュニア・スイートの利用客には、3人目、4人目の料金が無料になる「3~4人目無料キャンペーン」を実施する。これらにより、クルーズをより身近に感じ、利用してもらえるようアピールしていくという。

後期運航コースでは、早割予約割引特典や「3~4人目無料キャンペーン」を実施

 そして最後に、2017年度の新プロジェクト「5年目のプリンセス、5つのストーリー」について、「『「人生を新体験しよう。』というブランド・メッセージのもと、日本就航5年目のプリンセス・クルーズが、各世代を代表する、また各分野で活躍されている5人の女性アンバサダーに、プリンセス・クルーズに乗船していただき、新しい自分を発見していただくというプロジェクトをスタートさせます」と紹介。「これからもいろいろなプロジェクトを行なっていきますので、プリンセス・クルーズにご期待ください」と挨拶を締めくくった。

2017年度の新プロジェクト「5年目のプリンセス、5つのストーリー」を発表

「5年目のプリンセス、5つのストーリー」のアンバサダーに萬田久子さん、田中雅美さんら5人が就任

「5年目のプリンセス、5つのストーリー」のアンバサダーに任命された5人がステージに登場し、トークショーが行なわれた

 続いて「5年目のプリンセス、5つのストーリー」のアンバサダーに任命された5人がステージに登場した。

 30代を代表してスポーツコメンテーターの田中雅美さん、40代を代表して食空間プロデューサー/ワインエキスパートの山本侑貴子さん、50代を代表して女優の萬田久子さん、60代を代表してエッセイスト/翻訳家の伊藤緋紗子さん、70代を代表して美容・生活アドバイザーの佐伯チズさんが、2017年の1年間を通じてアンバサダーとして活動することが発表され、5人によるトークショーが行なわれた。

世界中のプールで泳いだ田中雅美さんも船の上のプールは初めて

プロジェクト・アンバサダー、30代代表の田中雅美さん

 2000年のシドニーオリンピック競泳で銅メダルを獲得し、スポーツコメンテーターとして活動する田中雅美さんは、「来年はオリンピックイヤーの翌年なので少し時間がとれるかも。お休みがとれれば姉妹や母親への感謝も込めて、母子旅や3姉妹旅を実現したいです。クルーズ旅は初心者なので、いろいろと体験してみたいです」とコメント。

「世界のいろいろなプールで泳いできたけど、船の上で、海を見ながらは初めてなので、すごく楽しみです」と、水泳選手ならではの船での楽しみを語った。

20歳の息子との船上での乾杯が楽しみという山本侑貴子さん

プロジェクト・アンバサダー、40代代表の山本侑貴子さん

 テーブルコーディネートのプロフェッショナルを養成する「dining&style認定講座」などを展開する、食空間プロデューサー/ワインエキスパートの山本侑貴子さんは、「来年の6月で息子が20歳になるので、一緒にお酒を楽しみたいです」と話すと、成人する子供がいることに会場がどよめく。

「以前クルーズを体験したときは、“両親との親子旅”だったんですが、今回は20歳になる“息子との親子旅”にしたいと思ってます。長く一緒に過ごせるので、息子のいろいろな面が見られるかもしれないし、とても楽しみにしてます」と話した。

萬田久子さんは船上での景色や人との出会いが楽しみ

プロジェクト・アンバサダー、50代代表の萬田久子さん

 女優の萬田久子さんは、「旅行が大好きで、若い頃は頻繁に飛行機で旅をしていましたが、大人になったらクルーズ旅をと思っていました。最近Instagramを始めたし、自分は絵を描くことが趣味なので、いろいろな写真を船で撮ってみたいです」と話した。

「ファッションや人間ウォッチングなど、船内での出会いが楽しみです。以前クルーズに乗船したお友達から『寄港する国や街へ船で訪れるというより、寄港地が自分に訪れてくれる感覚がある』と聞いていたので、それがどんなものなのか、私もぜひ味わってみたいです」とクルーズへの期待を語った。

伊藤緋紗子さんは船上でエッセイを執筆

プロジェクト・アンバサダー、60代代表の伊藤緋紗子さん

 エッセイスト/翻訳家の伊藤緋紗子さんは、「パリに住んでいた頃からの長年のお友達がベトナム出身で、一度は彼女の故郷であるベトナムを訪れてみたいなと思っていました。来年はあまり行ったことのないアジアの都市を旅してみたいと思っています」と寄港地の希望を話した。

「普段とても忙しく、なかなか主人とゆっくり過ごせることがないので、 乗船する際はぜひ夫婦でのんびりしたいですね。ゆっくり本を読んだり、船上でエッセイも書きたいです。孫もいるのですが、生まれたばかりでまだ旅はできませんが、将来的には3世代旅にも挑戦してみたいです」とコメントした。

佐伯チズさんは日本式の大浴場に期待

プロジェクト・アンバサダー、70代代表の佐伯チズさん

 美容・生活アドバイザーの佐伯チズさんは、「来年はゆっくりとした時間で、いろいろな文化に触れあいたいです。私の地方の講演にも来てくれる、小学生の頃から仲がよいお友達がいて、その3人で乗船してみたいです。そして初めての場所を訪れ、そしてお互いの新しい一面も発見してみたいです」と旅行に期待を寄せた。

「ダイヤモンド・プリンセスには日本式の大浴場もあるとお聞きしましたので、美容観点からもぜひ体験してみたいと思います」と、数々の美容関連書籍を執筆している佐伯チズさんならではのチェックポイントを話した。

 5人は2017年に運航される日本発着クルーズに乗船し、5人それぞれの視点からクルーズの魅力や“新体験”をプリンセス・クルーズから発信していくという。