【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

非日常的な雰囲気が味わいたいなら、豪華客船で巡るクルーズツアーをチョイス

2016年9月22日~25日 開催

三菱重工業が作ったダイヤモンド・プリンセスを運航

 人気や注目度が高まってきているのが大型客船でのクルーズツアー。四方を海で囲まれた日本でのクルーズツアーは移動が船旅となるので効率がよく、それでいて豪華客船で過ごす時間という非日常的な雰囲気を経験できることが人気上昇の理由という。ツーリズムEXPOジャパンにもクルーズを扱う会社がブース出展していたのでそこを紹介しよう。

 まずは50年以上の歴史を持つプリンセス・クルーズ。ここはアメリカの船会社で2013年から日本発着クルーズを運航している。模型で展示している「ダイヤモンド・プリンセス」は2014年に就航。特徴は外国客船なので日本発着といっても必ず1カ所は台湾や韓国、ロシアなど海外に寄港するようになっていること。2017年はベトナムと香港が入るコースが設定されるという。

 外国客船ということでクルーとの会話などに不安を持つ人もいるだろうが、日本発着クルーズの場合は日本語を話せるスタッフが乗船するとのことだ。日本クルーズを行なう船だが、日本には飛行機で来て、滞在はクルーズで行なうスタイルを取る外国人も多いので、日本発着クルーズでも乗客には外国人も多い。それだけに豪華客船らしいインターナショナルな雰囲気も楽しめる。

ブースではクルーズのイメージを分かりやすくするための参考スケジュールを書いたボードも展示。シャンパンタワーをイメージしたゲームも設置。シャンパンタワーとは船が揺れないことをアピールするためのパフォーマンだそうだ

ディズニーが所有するクルーズ客船に乗るツアー

 郵船トラベルが扱うディズニークルーズとは、ウォルト・ディズニー社が所有するクルーズ客船に乗船する豪華クルーズ。フライ&クルーズ方式のツアーで、例えばディズニーが所有するバハマ諸島のキャスタウェイ・ケイというプライベートアイランドを訪ねるツアーでは、日本から飛行機で現地へ向かい、現地滞在中にクルーズを楽しむ。この島はクルーズに参加した人しか訪れることができない場所だ。

 また、ディズニーの船だけに、ディズニーの人気キャストも乗船しているし、船内の各所にキャラクターがさりげなくあしらわれている。レストランなどもテーマに沿った作りになっているのでディズニーファンにとってはこの上ない魅力のあるツアーだ。

このクルーズに参加した人だけが訪れることができるディズニーのプライベートアイランドに行ける。ディズニーファンにとって最高の旅だ
自分のスタイルにあうクルーズを探せる

 クルーズに興味はあるけど、自分に合う内容かどうかが不安と思うこともあるだろう。フォーマルな要素が強い船だとドレスコードがきちんと決められていたりするので、自分のスタイルに合わないツアーを選んでしまうとあとが大変だ。また、小さい子供連れでは心配ごともあるだろう。そんなときはいくつかのツアーを比べて検討することを勧める。

 ロイヤル・カリビアン・インターナショナルとセレブリティクルーズのブースでは提携するツアーを案内をしていて、行き先や料金だけでなく、クルーズツアーの内容がフォーマルなのかカジュアルなのかの方向性も教えてくれる。初めてクルーズツアーに参加する人にとって参考になるブースだ。

ツアー料金は一般的な国内旅行と変わらない。海外へ行くのは少し面倒だけど特別な旅がしたい場合、クルーズはお勧め。ドレスコードが緩いクルーズもある

イタリア式の環境で日本の名所をクルーズするコスタクルーズ

 ヨーロッパ最大手のクルーズ会社であるコスタクルーズラインが行なうコスタクルーズも特徴のあるものだ。コスタクルーズラインはイタリアの企業なので船内の雰囲気や食事などすべてイタリア流。クルーのほとんどもイタリア人(日本語対応スタッフのいるとのこと)。

 イタリアの会社だが、日本での寄港歴は2017年で11年目を迎える。その2017年には「ネオロマンチカ」号を日本へ投入。発着地は福岡、舞鶴、金沢。寄港地は境港、新潟、青森、酒田、そして韓国の釜山、ソクチョ、ロシアのウラジオストクとなっている。各寄港地への移動は夜に行ない、朝目覚めると寄港地に到着しているというスタイル。非日常的な雰囲気を求めてクルーズに参加したい人には向いている内容といえるだろう。

ネオロマンチカ号が日本航路に投入され、イタリア流の豪華な日本旅行が満喫できる
クルーズツアーを支援する「クルーズスタイル」のブースでは、アンケートに答えるとクルーズに関するためになる情報が満載の小冊子がもらえる。ドレスコードについての説明も分かりやすく載っている