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秋田県湯沢市の国道13号「院内道路」が11月5日開通

円滑な冬期交通確保や観光拠点間の速達性確保に期待

2016年11月5日 開通

 国土交通省 湯沢河川国道事務所は9月14日、秋田県湯沢市上院内と下院内を結ぶ国道13号「院内道路」(延長3.0km)が11月5日に開通すると発表した。円滑な冬期交通確保や観光拠点間の速達性確保が期待される。

 秋田・山形県境の国道13号は災害による通行止めの発生頻度が高いうえに、周辺に代替道路がない。さらに周辺は豪雪地帯で運搬排雪による通行規制の発生など、国道13号の機能確保について問題があった。

 院内道路の開通により、これらの問題の解決が期待されるほか、安定的な物流確保によって秋田県産のイチゴやえだまめの輸送が安定し、商品価値の向上も期待される。また、周辺の秋田県雄勝、山形県最上、宮城県大崎の3地区の速達性を確保し、観光入り込み客数の増加も期待される。3県では3地域を「東北のへそ」として広域観光連携に取り組む。

 なお、国道13号「院内道路」は自動車専用道路。歩行者、自転車、軽車両、125cc以下の二輪車の通行はできない。開通区間は無料で通行できる。